生徒はどんなときに学びを活性化させるのかな?

世の中がどんどん変わっている中,子どもたちが大人になって学校を巣立ち,社会に出ていくときに,どんな力が身についていればいいのかな?

 

そんなこと,考えたことはありますか?

 

世の中が変わっていくのに,学校で子どもたちに教えていることは変わらない・・・

 

それでいいのかな?

 

このところ,そんなことを考えます。

 

自分とは考えの違う人たちとも時には手をつなぎ,つながれるように・・・

 

(地域や国にも当然支えられ,守られ,安心して生活できていることが大前提,それが揺らいでいるのが本当に心配ですが・・・その上で)

 

互いに支え合い,その上で自立していけるように・・・

 

 

そう考えると,基礎・基本をこれまでのように教え込むだけで終わっていては,子どもたちは本当の意味で学びを活性化することはないのかな,と思います。

 

ミクロに,こんな活動はどうか・・・ということを考え,一見活発に学んでいるように感じても,その内容が単に覚える,ということで終わっていては,本末転倒だと思うのです。

 

手軽に取り入れられる,コピーすれば使える・・・というものには注意をしたいです。

 

中学生は英語学習の初学者(小学校外国語活動があったとしても)だからと言って,彼らの本当の力に目を向けずに,反復練習で終わっていたら・・・

 

授業改善の道はなかなかに険しく,簡単なhow to~のようなことだけでは成し遂げられないなあと思います。

 

そんな授業をずっと受けていて,自立的な学習者になれるのかなあ・・・

 

そう思います。

 

 

だからと言って,じゃあ,自分ができているか,と問われたら,それはそれは自信がありません。

 

でも,向かっていこうとする大きな方向は間違っていないんじゃないかな,と思っています。

 

 

子どもたちはどんなときに学びを活性化させるのでしょうか。

 

授業中,子どもたちを観察しながら考えています。

 

本当に学ぶ価値のあることに出会ったとき・・・

 

教科の持つ本質的なことがらに出会ったとき・・・

 

学んだことが実際に使えた,そしてコミュニケーションができた,自分の考えや気持ちを伝えることができた,と感じられたとき・・・

 

そこに向かっていくために,基礎・基本が必要だと感じ,基礎に戻って学び直し,また,そんな出会いを得るために挑戦をしていく,その連環・・・

 

そんな出会いを授業にもちこめているかなあ・・・

 

これからも子どもたちの学びの様子をつぶさに観察し,彼らの学びを活性化できるように,一歩一歩前進していきたいです。