対話力を育てる
目白大学の多田孝志先生の対話力シリーズ3冊を,夏の大阪,英授研の全国大会会場で買い求め,積ん読状態してしまっていましたが,1冊目を手に取って読了しました。
英語教育,というところからは離れて,今の子どもたちのコミュニケーション能力の現状,課題に目を向けて(と言っている時点で,彼らが今,「対話」することに自信を持てず,自分を出せず躊躇をしていること,そして,相手を意識して対話ができないでいることが見えてきますね),その克服のために教育の現場でどのようなことができるのかを,多田先生の大学の授業実践を通して,また,豊富な海外での視察を通して表現してくださっています。
現場に居る者としては,共感できることがとても多い良著だと思います。
学生さんに,対話の「型」を教えていくこと,そして,その「型」だけを教えるだけでなく,自然な形で「型」が身に付けられるような工夫をしているところが共感できます。
自分が英語の授業で目指しているところと本当に重なるなと思えるからです。
残り2冊のシリーズ,次に読んでいこうと思います!
みなさんもぜひどうぞ!