部活動に思う
今回は部活動の話です。
土曜日に、市の協会主催の大会がありました。予選リーグを1勝1敗の2位で勝ち抜いて、翌週の決勝トーナメントに進むことができます。
学校の様々な事情で部活動が限定的になる環境の中、勝利をした試合では、チームとして目指す方向に進んでいるな、と実感できるいいゲームができて快勝できたことは、本当に素晴らしかったと思います。
中学生にとって、心の安定がスポーツにとって本当に大きいことが今回も実感できました。県優勝、日本一、などを目指すチームなら、そこからさらに進んで、苦しい状況を敢えて作り出し、個々の選手を追い込む、ようなことも必要なのかもしれません。でも、今の自分の考えでは、事前のトレーニングでは追い込んだとしても、本番では、「大丈夫」と安心させることが絶対的に必要だと思っています。
今回のベンチでは、そうしたことばかけがある程度できたかな、と思います。
敗れた試合でも、前半、メンタルで折れてしまった子どもたちが、後半反撃に転じたことが大きな収穫でした。そうなったきっかけは、やはり、ポジティヴなことばかけだったと思っています。
チャレンジング・スピリットを奮い立たせる前の、笑顔や笑いを共有できたこともあったと思います。
敗れた試合ではありましたが、次につながる試合だったと思います。
次週の相手は県大会優勝を何年も続けている常勝チームです。どこまでできるか、自分たちの現在地点を確認したいと思います。
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遡って金曜日には、年明けすぐに行われる1年生大会の組み合わせ抽選会(代表者会)が行われました。勤務時間終了後の17:30から会議が始まりました。
若手の顧問たちが組み合わせ結果に一喜一憂している姿を見て、自分の10年前、15年前を思い出しました。
現在の学校を構成する一部として(教育課程外ではありますが)、部活動果たす役割は小さくないと思います。
ただ、飽和状態になっている業務は、かつての学校とは比較にならないほどで、そこに放課後や週末の部活動が上積みになる状況は正直に言うと、かなり厳しいです。
多くの教師が部活動の指導に没入していくのは、そこに勝利や受賞などの結果があり、成果が目に見えるからだと思います。
一方で、授業改善の営みは、なかなか成果となって見えるものではないかもしれません。子どもたちが授業を通して身につけ、力を伸ばしていくことには、勝ち負けや賞はありません。
でも、学ぶ喜び、学び続けることの大切さ、コミュニケーション、関係構築・・・授業を通して生徒とともに成長していくことこそ、我々の本来業務ではないのでしょうか。
どうなんでしょう・・・
誤解がないように書きますが、私は今、部活動に精一杯取り組んでいます。子どもたちとの関わりも大切にしています。何よりも彼ら一人一人を大事な存在だと思っています。
でも、周囲を見渡して、問題意識を持っている・・・ただそれだけなのです。
こうした状況を改善していくことは一筋縄ではいかないことは明らかです。
こんなことを声高々に言っても、耳を傾ける人がどれだけいるかも定かではありません。でも、ただ一歩一歩、できること、伝えられることを探して、take actionしていくだけです。
何も明日以降の準備ができないまま、日曜日の夜がやってきました。
ここから明日の準備が始まります。
大変だと思うか、楽しいと思うか・・・
セルフマネジメント力が問われていますね!