新潟のM先生からの拙授業へのあっぱれ批評③
1日が過ぎて,M先生からのお便りの続きが届きました・・・
おお,どんな内容なんだろう!!!とメールを読み進めます。
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今日は、「T先生の授業を一言で言うと」から、書かせてください。
2つの喩えが頭に浮かびました。
1つは、「まるで、フィギュアスケートのよう」
同じことなのですが、「まるで、フルーツサンドのよう」
さて、そのココロは・・・
どんな素材を扱うときも、各エレメントを、最高度に完成させることを心掛けておられる、ということです。
フルーツサンドで言うと、いちご、キューイ、バナナ、メロン、みかん、と美味しい個性がはさまれているのだけれど、クリームは毎回違うし、外から見るとパンはパン、(授業は授業)どんな順番で果実に出会えるかは、わからない。
しかし、終わってみると、どの要素も、きちんと含まれており、きちんと、味をかみしめた充実感がある。
さて、具体的には、何のことでしょう。それは次回です。
T先生は、今の職場でもそうですが,もし仮に異動があって他の学校でも同じように授業を楽しめるように、という意識を強くしておられます。
そこで、
「先生、だいじょうぶですね。どの学校でも、当然、T先生流の授業を展開されますね!」と確信を持った部分を少しずつ、挙げていきたいと思います。
(これは、割と小さなことから挙げていきますね。)
①ぐるっと一回り
冒頭の洋楽を楽しむ部分で、ぐるっと教室をまわられました。この時間は,「今日、一人一人の調子はどうかな。どんな気分に包まれているのかな。」と無意識のうちに観察しておられるのだと思いました。
生徒は一人一人、自分と曲をリンクさせて思い思いに楽しんでいるのですが、先生は、そういう生徒が発するその日のビームを浴びるために、教室を回られたのだと思いました。
この部分は、私自身で言うと、ちょっと生活の中のできごとを披露して(英語で)、反応を見るようなことをやっていると思います。
1年の授業では最初の3日間が大事なように、1回の授業では、最初の3分間が大事ですね。
2回目のぐるっと一回りは、生徒に辞書を引かせる場面でした。
ここは、学習習慣の確立のために、1日1度のはたらきかけを心掛けておられるのではないでしょうか?
「辞書を持参すべし」
持参していないことに関しては、短い言葉で、しかし、ビシッと注意されていました。
意識して、顔は、毅然として「先生like」な表情(お面)をかぶられたと見ました。
T先生が私の授業DVDを視聴してくださる時、
①interaction時の、英語使用の持続
②机間指導による看取り
について、その不足を指摘してくださっていました。
おそらく、意識の面では同様の意識を持っていると思うのですが、先生がroutineにしておられることは、私自身は、しっかり実行していないのかもしれませんね。
私も、今後は、「目線のぐるっと一回り」を実行していこうと思いました。
②150度
教室という空間をつかむ、という意識を私も持っています。ただ、私は、根がshyなので、できていないことも多いです。先生は、黒板の端に立ったとき、黒板に対して、先生の両肩を結んだ線の角度は、150度です。つまり、これで、教室全体を見渡し、この空間を自分の懐に入れることができるのです。
初任者の研究授業を見る際などに、教師の立ち位置、というごく基本的なことを、
案外教わっていないんだな、と感じることがあります。
全身全霊で生徒を導いていこうとする先生の意識が、無意識に表れている部分です。
さて、今回は、じわじわと核心に迫ることに致します。
いったん、失礼します。