黙っているときに・・・
長い会議が続く・・・そんなとき,これまでの自分は会議の流れがスムーズになるように,また,自分が考えていることを伝えたいと考え,積極的に発言をしてきました。
今年の抱負に挙げたように,全体の流れを・・・と考えて,年始の会議で発言を少し抑えて,周囲の状況をいつも以上に観察するようにしてみました。
普段発言に慎重な人はどんな思いなんだろうなあ・・・
そんなことを考えながら。
頭の中にはいろいろなことが思い浮かんできます。
また,心も動きます。
疑問が浮かべば,感心の気持ちも湧きます。
「そ,そうか・・・」
当たり前のことではありますが,黙っているとき,頭や心が空っぽ(居眠りの人は別?)なわけではないんだな・・・ということが改めて実体験として感じられました。
授業では,教師の思惑で「展開」がスムーズになるように・・・発言が出てきたことのみを貼り合わせ・・・時にはその発言も誘導し・・・
のようなことがあるのではないか。また,
発言を積極的にしてくれる生徒に盛んにスポットライトを当て,サイレントマジョリティにはなかなかスポットライトが当たらない・・・
のようなことも・・・。
ある課題を与えても,それにどう反応するか,は生徒一人一人によって違います。
個別の対応を全てする,のはほとんど不可能ではありますが,少なくとも,黙っている生徒も,ちゃんと思いや意見を持ち(作ろうとし),自分の内面でactiveに動いている,ということを忘れてはいけない,と思います。
結局,黙っていらずに,その後話してしまいましたが・・・(苦笑)