英授研関東支部1月例会”新春福袋” 発表してきました
英授研関東支部”新春福袋”開会前
3連休もあっという間に終わろうとしています。
初日は勤務,昨日は東京とゆったりはできませんでした・・・
でも,昨日の英授研では,とても有意義な時間を過ごすことができました。
運営委員のNさんが企画・運営の中心となり,彼の発案で「語彙指導」がメインテーマでした。
中学から2名,高校から2名,そして,その後に総括的な話として神奈川大学の久保野雅史先生がお話をしました。
私はその中で,中学の2番手として話をさせてもらいました。
生徒の側,学び手の視点で,これまでの新出単語導入に関わるプロセスを見つめ直してみよう,という趣旨で,大きく3点について話しました。
Listen and repeat.をいきなり行うのは,実はハードルが高い,ということ。
フィリピン語を使って,フロアのみなさんにも,体験をしてもらいました。
まずは,フレーズを見て,いきなりListen and repeat.
次に,別のフレーズを使い,まずは音声だけをListen.その後,頭の中で音声のリハーサルを数回,その後,文字を示して,最終的にListen and repeat.
どちらがやりやすかったか,というものです。
参加した方から,実際に体験してみて,後者の方がずっとやりやすかった,というコメントをもらいました。
また,予習の段階で子どもたちに取り組んでもらっている,例文を添える意味調べ,それについての子どもたちのコメントを示しました。
最後は,インタラクションの中で,未知語を取り入れつつ,辞書を活用させる工夫も紹介しました。
今回は,ペットについてのTeacher Talkから生徒を巻き込んでinteractionへと発展し,その中でhealという動詞を使って,意味を考えさせるまでの流れです。
綴りや文字通りの意味だけでなく,どんな使用場面で使われるのか,を体感的に学ばせる工夫です。
40分という短い時間だったので,盛りだくさんにせず,敢えて3つに絞ったことで,ゆったりと進めることができました。
セッションを終えて,久保野先生からお褒めの言葉をいただきました。
見るごとに,Teacher Talkがブラッシュアップされていく,とのことでした。
感情豊かに,英語で語る,という部分を認めてくださいました。
nativeのような英語ではなく,英語教師としてどんな英語を使っていくか,のモデルになるね,ということもおっしゃっていただき,感激でした。
声の表情を意識してきたこともあり,嬉しかったです!
久保野先生,ありがとうございます。
今回は,運営委員会も行われ,初めて参加することができました。
また,会場作成や受付などの仕事も担当できました。
運営委員としてこれまでほとんど役割を果たして来られなかったこともあり,とても嬉しかったです。
会場提供をしてくださった先生,企画を担当してくださった先生,発表をともに行った先生方,下支えをしてくださったメンバーのみなさん,本当にありがとうございました。
事後メーリングリストに送られた先輩の先生のことばです。思わず感涙・・・;;;
Tさん、いや~、先生のteacher talk、脱帽です。phoneme(音素)の正確さは言うまでもなく、ある程度の内容を、話すでなく“語る”その力量を目の当たりにして、学ぶことが多かったです。あの“語り”は、年齢、経験を重ねた教師からしてもジェラシーを感じるくらいです。先生ご自身の勉強、姿勢のたまもとだと思います。