教育実習 A Go Go! 一歩一歩前進
連日,睡眠時間を削る日々が続きます。
関東を巡り,8年に一度廻ってくる大きな行事が11月に控え,その影響で各種行事が圧縮した日程の中で行われている今年度です。
教育実習を実施しながら,重層的に積みあがっている仕事を丹念にこなしています。
帰宅しても,「私」としての自分の持ち場もしっかり守らなければなりません。
「父」「夫」としてもそうです。
(とはいえ,やろうという気持ちとは裏腹に,24時間しかない1日,そして蓄積している疲労でできているかどうかは怪しい・・・)
ただ,日々悩み,涙し(本当に),一生懸命に教材研究に当っている実習生を見ていると,一緒に学びたい,成長したい・・・そう思う気持ちに自然とさせられるのです。
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1日を終えて振り返りをする中で,その日,最も注目したいポイントを一つ共有するようにしています。
直すべきことはたくさんありますが,すべてを一気に,はとてもできません。
大きなところから注目し,一つ一つクリアしていくことを目指しています。
最初の授業を終えて共有したことは:
・コミュニケーション活動でも,教科書の内容理解でも,話題や題材と生徒をつなぐ語り,Teacher Talkを大事にしよう
ということでした。
「お寿司」に焦点を当てたプログラムの内容に入る前に,子どもたちと題材を結び,彼らの背景知識を活性化させるために・・・
4人の実習生を思い思いに生徒を巻き込みながら語っていました。インタラクティヴなところも取り入れ,生徒の顔を上げることができていました。
地元の魚の消費量トリビアから始まり・・・
どんな回転ずし屋さんに行くかを話し・・・
寿司ネタの話で盛り上がりながら・・・
海外ではどんなお寿司が食べられているのか,そしてその供され方は・・・
教師はどう思うか,という自己開示をしながら生徒の情報を引き出していくことにそれぞれが挑戦をしていました。
生徒の話を聞きながら,生徒の新たな一面を発見するような,そんな温かで笑いのある時空間を共有できて,実習生も嬉しそうにしていました。
現役の先生でも,英語を使ってこうしたことができているか,自分自身を振り返るといいと思います。
型を教え込もうとするだけの授業には,こうした温かな時間は生まれないと思います。
次のステップは:
・アウトプットをさせる前に,モデルとして十分にインプットを与えているか,習熟するための練習を行っているか,Do like this.説明だけでなく,実際にやってみせる,というようなsmall stepsを行っているか 見つめよう!
です。
一歩一歩前進していきましょう!
ファイト,実習生!