12月8日の振り返り 埼玉のNさんからのメール
学びの輪が広がります。
今日は、埼玉のNさんから、当時の観察記録と考察が送られてきました。
嬉しいですね・・・
Nさんの振り返りを紹介します。
隣県同士、今後とも是非学び続ける仲間でいてくださいね。
本当にありがとうございます!
5時間目 3年生 T先生
1.歌 Feel Like Alexandros
T先生「洋楽は漢方薬のようなものだと思っています。難しく考えず、聞き続けることでの耳慣れ、歌い続けることでの口慣れ、ができればいいな、と思っています。彼らが好きなものを扱います。」
2.NHKラジオ「基礎英語3」
T先生「教室で生徒が触れる音声インプットには、JTE、ALT、教科書のモデル音声、友人でほぼ100%です。SLA的にも、これは限られすぎ、少なすぎ、と考えています。Authenticなもの、かつ、興味を持って聞けるもの、i+1のレベルのもの、を考えて毎時間聞いています。」
3.Small Talk
Teacher’s TalkからPair Workへ
Please tell me the convenience store food which you like.
Please tell me the magazine(book) which you like.
English Journal is the magazine which I like.
T先生「生徒たちの背景知識(スキーマ)を活性化させたいと思います。また、モデルとなるインプットをできるだけたくさん与えようとしています。また、興味・関心を持てる、自己関連性・必然性・必要感を感じられるものにしています。」 ⇒ペアワーク後に代表生徒が発表する機会がありましたが、他の生徒が真剣に聞いている姿、 温かく見ている姿に感動しました。先生の温かく見守る姿勢を大切にしながら、上手に手を 差し伸べている様子(フィードバック)に感動しました。
4. Group work
Teacher’s TalkからGroup Workへ
The good place which I’ve ever visited is Cebu.
⇒T先生は、授業後の協議で「interaction活動は、始めはtarget grammarに焦点を当てた活動を行うが、徐々にtargetから切り離し、自由度を上げていく手法を取り入れています。」とおっしゃっていました。大学院の授業で「Task Based な活動とは何か?」を話し合っているところなので、とても参考になりました。
5. 3min. writing
授業でやりとりしたことを書き起こす活動
⇒「SpeakingからWriting へ」というスムーズな取り組みに感動しました。まさに言語技能を統合した指導を行っていました!また、授業の中でしっかり力をつけることを大切にされている、と思いました。
N さん
こんばんは。
Nさんこそ、研修のまとめに向けて詰めの作業に入っていく頃だと思います。
忙しい中遠路かけつけてくださって、ありがとうございました。
私たちの実践を見て、指導技術だけでは良い授業は成り立たない、もっと、根本的なところで、子どもたちとの信頼関係や、温かな相互理解が大事になる、ということが少しでも伝われば嬉しいです。
現場を離れて理論を改めて学ぶと、時として、指導技術に気持ちが向いてしまうこともあるかもしれません。私もそうだったかもしれません。
私は今、子どもたちからも学んでいる、一緒に学んでいる、という感覚を持っています。何かを教えてやる、という気持ちを捨てたな、と思っています。
これからも隣県同士、是非学びの仲間としてつながっていきましょう!
改めてよろしくお願いします。