教育実習生とともに
3週間の実習期間も,ちょうど半分を終えたところです。
授業を生み出す,創造することの難しさ,そして,学校の仕事の多忙さを,めまぐるしいスケジュールの中で感じ取っているようすを間近で見ながら,日々,彼らとともに学んでいます。
まず思うことは,授業とは,
「対話」である
ということです。
・中学生が理解可能な語彙や表現を使いながら英語で語りかけること
・生徒たちのつぶやきや発話を受けながら,それらに応じた反応を返すこと
そして,それを受けながら
・対話を継続し,生徒の気づきを引き出すこと
大事なのは,
・生徒と生徒の対話につながるように,生徒と教師の対話を膨らませ,周囲を巻き込み,コミュニケーションを行うこと
なのだろうなあと思っています。
その中で,語彙や言語材料に少しずつ習熟していったり,英語らしい発音やイントネーション,また,相手に応じた伝え方を学んだり・・・していくのだろうと思うのです。
実習生を見ていると,個々の生徒のバックグラウンドや,趣味・趣向を知らない状況で,それを実行していくのは本当に難しいのだなあと思いつつ,複雑かつ重層的に絡み合った課題を,1つずつほどいて,授業改善していくためのお手伝いをしていきたいと気持ちを新たにしています。
授業がうまくいかない・・・と,実習生は時に感情的になってしまうこともある(気持ちは十分理解できる!・・・が)のですが,気持ちを奮い立たせながら,本当の問題はどこにあるのか,をともに見つけていきたいです。
なかなか指導がうまくいっていないのか・・・と,指導教官としても反省することがあります。
実習生とともに,学んでいきたいです。