第2回 対話テスト

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f:id:takaenglishteacher:20131113101316j:plain セッティング

 

今日はキャンパスデーです。

 

朝から執筆を・・・と思っているのですが,昨日までの疲れがあって,集中できず。。。 まずは昨日の午前中の実践を・・・と思いながら書いています。

 

1学期にも6月に一度,対話テストを行いました。

 

授業で行ったコミュニケーション活動のトピックを4つ,カードにして準備します。

 

英語室に隣接する準備室に対話テスト会場を設定し,生徒は,隣に座る生徒(first partner)と2人で入室し,1枚カードを引き,割り当てられるトピックについて,カメラの前で1分間対話をしました。

 

今回は,その続編の2回目,になります。

 

トピックは変わりますが,to不定詞の三用法と動名詞の4つを用いたトピック4つを準備し,2分間の対話を行います。

 

前回よりもどのくらい生徒たちが伸びているのか,期待と不安でいっぱいになりながら,2クラス,それぞれ半分ずつ(10ペア)のテストを終えました。

(待機している生徒たちにはワークを解く自習課題を用意しました)

 

各クラス2時間で実施し,終了後は自分のクラスの全部の対話をビデオ視聴して振り返ることになっています。

 

まだ始まったばかりですが,生徒たちの伸びを感じることができました。

 

 

今年度は,ワークシートを使わず,稲岡先生方式で,教師と生徒のインタラクションを例とし,どんどん対話をさせ,その内容を書き起こさせ,記述内容を週に1度のノート回収時にチェックしてフィードバックする流れでずっと授業を進めてきました。

 

1年間,とにかくこの流れを継続し,子どもたちがどこまで対話力を伸ばすことができるのか,確かめようと決めています。

 

初めてだからこそ不安もありますが,それを覆すような生徒の様子が見えたのでした。

 

2分間対話を継続できたこと

 

ワークシートに頼らず,相手と向き合って対話ができたこと

 

間違いがあっても恐れずに対話を継続したこと

 

自分が話したことがらに,+1,+2と文を加え,描写ができるようになってきたこと

 

は,20ペアすべてでできたことでした。

 

ずっと授業でやってきたことが生きているな,と実感しました。

 

次に書きだすことは,その中の一部のペアで見られたことで,今後,こうしたことが他のペアにも広がっていくといいな,と思っています。

 

①相手に助け船を出す

 

 A : I like reading.

 B : Oh. What kind of books do you like?

 A : .........

 B : Comics?

 

 Bさんがpromptをしています。 相手の発話を引き出していますね。

 

 C : Do you like soccer?

 D : Yes.......

 C : Do you like watching soccer, or playing soccer?

 D : Ah. Watching soccer.

 

 Dさんが次の発話ができずに困っているので,Cさんは相手に具体的な質問をして,発話を引き出す工夫をしています。

 

 

②相手からさらに情報を引き出す

 

 E : Who's your best friend?

 F : K.

 E : Oh. Please tell me about his good points.

 F : He is smart.

 

 これは巧い!

 

 

課題としては,1つの話題についてもっと掘り下げていけるのに,すぐに話題を変えてしまう傾向がみられたことが挙げられると思います。

 

 

それでも,前回よりも倍の時間,対話を保持できたことに,彼らの着実な成長を感じ,嬉しい気持ちになりました。

 

 

3学期は,トピックを事前に示さず,即興で話させようと考えています。

 

 

みんな,がんばってよー!