子ども一人一人のことをちゃんと分かっているの?
Can you guess what?
おととい、英語室の机の中に忘れ物が入っていました。
次の時間に授業を受けた生徒が気づいて届けに来てくれたのですが、名前を見ると・・・
いつも、授業中にmy worldに没入してしまう子のものでした。
当然、授業中には注意を受けることも多くなるわけですが、この辞書を見て「はっ」としました。
すごい数の付箋だ・・・
その子がこんなふうに学習をしていたなんて、本当に気が付きませんでした。
・・・・・・・・・・・
自分はまだまだ本当に未熟だなあ・・・
ノート回収は行って、コメントを書くなどして交流をしてきました。
彼らの様子をできるだけモニターしようと努めてきました。
でも、一人一人に寄り添うのは、本当に難しい・・・
と再確認させられました。
辞書を届けに教室に行くと、
「あ、ありがとうございます!」
とその子は答えてくれました。
肩をぽんっと軽くtapしながら、
「よくがんばっているんだね!」
と伝えました。 言外に、たくさんの気持ちや思いをこめながら・・・。
言語習得の研究として、大量なデータを扱い、処理しながら、そのプロセスを明らかにしていくようなアプローチももちろん大切です。
でも、こうして、一人一人のことを理解していく、寄り添う、ということも同じくらい大切だなあ・・・と思います。
うちの生徒たちは・・・と十把一絡げに発言すること、けっこう多い気がします。
自分もそうですが、研修会、ブログ、facebookなどの同業者のつぶやきを見ながら、自分自身を照らし合わせつつ、警鐘を鳴らしていきたいです。
全員をこちらに振り向かせる、とか、全員の内面を把握する、なんて、とてもとても難しく、不可能なことだと思いますが、できる限り取り組んでいきたいです。
初冬のキャンパス、秋の名残