教育実習で終わらない学び Yくんからのメール

先日,9月に教育実習を行った学生,Yくんから連絡がありました。

 

「その後の子どもたちの様子を観察したいのですが」

 

実は昨年末から何度も連絡をもらっていたものの,学校行事などの都合でたまたまタイミングが合わず,ようやく実現する運びになりました。

 

実習の最後に伝えたことをしっかり聞いて実行に移していることが,すばらしいな,と思います。

 

思い返せば1年生,9月当時は・・・

即興の対話で自分の考えに+1,1つ説明や理由などを加えることが課題で,苦労をしていたなあ・・・。

 

あれから半年,ずいぶんと成長し,対話を継続できるようになっている姿を見て,Yくんは驚いたことでしょう。

 

Yくんにお願いして,感想を送ってもらいましたので紹介させてもらいます。

 

Yくん,これからも真摯に学び続けることのできる人であってね!

メール,ありがとう!

 

 

T先生

 

 先日は授業見学、そしてお忙しい中、貴重な時間を割いていただきありがとうございました。私が教育実習の際に担当させて頂いたクラスの授業の冒頭で、生徒たちを巻き込んで触れていただき、とても嬉しかったです。

 

 何の言語材料を扱うかを全く知らない状態で見学していたため、生徒たちと同様の目線で「気づき」を得ることができました。途中で、Why〜?やBecause〜.が新出言語材料だと知り、冒頭で私に触れていただく際に、生徒に”Do you like him? “ “Why? “などで既に自然にインプットを行っていたことに気づきました。「上手く料理されたな」なんて嬉しくも感じ、さりげなく生徒とのコミュニケーションの中にも付加的な意味を持たせるところはとても参考になりました。

 

 また、提示する写真などの人物について”Which do you like better?”につなぎ、生徒を惹きつけて意見を引き出す流れや、先生自らについて生徒に話させる流れは、生徒の引き込まれ方から、インタラクションにおける先生の絶対的な強みであると感じました。最後に、何が1番嬉しかったかというと、実習の際に私を含めた実習生たちに、授業の上で大切にするよう示していただいたことが、先生本人の授業からはっきりと伝わってきたことです。

 

 真正性や必然性を意識した授業構造や、クラスの状況に応じたテンポや扱う内容の変化、多量のインプットや英語と日本語の使い分け。たくさん教えて頂いたことを、先生自らが苦闘しながら体現する姿勢は、今後自分が目指す教師像を示してくれたように思います。

 

1:本を読んだり、英語の勉強をすること

2:たくさん色んな授業を見ること

3:外に出ること

 

 これらの、先生が私たちに与えて頂いたアドバイスを念頭において学びを深めていきます。是非また見学させてください。ありがとうございました。