何をexplicitに伝えるか
4月の授業開きからおよそ20時間が経過しました。
140時間の1年間の道のりのうち,7分の1が終わったことになります。授業では,4月に自分が立てた学習計画がどうなのか,黄色の色紙に真剣に記入した自分のコメントを再度読ませました。
実際に行っていること,行えていないこと,自分がこんなふうに英語を使いたいという具体のイメージと,今の自分の状況を比較させる時間を取りました。
真剣に自分と向き合っている子どもたちの様子が観察されました。
試験や成績を気にすることは否定できませんが,自分がこんな英語話者になりたい,相手とコミュニケーションを図れる存在になりたい,という目指す姿に,自分自身で向かっていけるように,途中でこうした「中間自己評価」をしていこうと思います。
その後の授業の取り組み,明らかにプラスに変わっていました(笑)。
子どもたちって,素直ですごい!です。
また,授業の中で,何をfeedbackするかについては,常に頭を悩ませることが多いと思います。授業で,ペア活動に取り組んで,対話した内容をレポートさせていますが,指名された代表生徒の発話を聞いて,何をfeedbackするか,さらに進んで,何をexplicitに伝えるかをとても意識しています。
explicitにするには,2つの側面があると思います。
修正については,今年はペーパーベースで,彼らが週に1度提出したノートに厳しくしていくことにしています。
授業の流れの中では,発表のよい部分,なぜよいのか,について,具体的に取り上げ,賞賛するようにしています。これを繰り返すことで,モデルから学ぶ(まねぶ),生徒の気づきが促されると思っています。
短期決戦で,本時の中でmustとしてできていなければならない,と考えずにいることで,こうした中長期的なイメージをもった授業ができているのではないでしょうか。
また,対話を継続するために話し手が意識すること:
・相手が聞きたくなるような情報を伝えること
・最初に話したことを描写,説明する文を加えること
聞き手が意識すること:
・さらなる情報を引き出すように追加発問をすること
も,explicitに伝えました。
さあ,彼らがどんな成長をしていくのか,本当に楽しみです!
みなさんは,どんなfeedbackをしていますか?