なぜ学びから遠ざかろうとするのか

昨日、同僚の先生から帰り道、自分を運んでほしい、とふと頼まれました。

 

喫緊の仕事を片付けた後で、学校に残って何かを進める必要性も低かったのと、その先生と2人で話すのは久しぶりだなあ、なんだか語りたいなあ、という思いもあって、快くその役目を買って出ました。

 

仕事の話もそこそこに、30分程度のドライブでしたが、いろいろなことを語り合いました。

 

多彩な才能を持った同僚です。

 

話をするときにはいつも感心しきりなのですが、今回もいつものように「ほー!」が連発する時間になりました。

 

「人がやる気を失うのは、突然ではない」

 

「いくつもの段階を経て、人はやる気を失っていく」

 

ということにはっとさせられました。

 

 

1学期、どの子どもも大切な、かけがえのない存在だと思いながら接してきましたが、学びから遠ざかってしまった子どもとどう向き合うか、は、自分にとって大きな課題になっていました。

 

無理だと分かってはいても、ときどき何か特効薬を見つけよう、早急に変化を求めようとしてしまっている自分がいたな、と思います。

 

その子が、その状態になるまでに、誰かが声をかけたり、その子が自分と向き合い、やる気を取り戻すきっかえを与える機会をもったりすることができたのかもしれません。

 

今、モチベーションをなくしている状況にいたるプロセスを理解し、一つずつ、絡んだ毛糸をほぐしていくしかないのだなあ・・・と改めて感じました。

 

ただ、それをどうしていくのか、容易に答えは見えませんが・・・

 

 

どの子どももかけがえのない存在として大切にしたい・・・

 

2学期も、そのことを心にとめて日々を送っていきたいです。