蒔田先生,ありがとうございます
作成した資料
7月末から8月前半まで続く研修会の資料を立て続けに作成しました。
これまでは,自分の十八番,になることを話すことが多かったのですが,先方の意向を受けて,テーマが与えられて,ということが増えてきました。
大学院で学んだこと,現場から離れたこと,改めて原点に立ち返ったことで,研修のあり方,についても見直す機会になったなあ・・・と思っています。
私を最初にELECに導いてくださったのが,筑波中学校の蒔田先生だったのですが,先生が研修会後の振り返りで一緒に杯を交わさせていただいたときに,
「技術の切り売りはしてはいけないよ」
「もっと大切なことを伝えてね」
とおっしゃっていました。
細かな指導技術のTipsを伝えるだけで終わってはいけないよ
当時は,そのくらいの意識で受け止めてしまったのですが,あれから4年,先生の言葉の深みが少し身に沁みて感じられるようになった気がします。
「子どもたちをよく見なさい」
「彼らがどう学んでいるのかを見つめなさい」
「ゴールとしてどんな生徒を育てるのか,そして,そのために,バックワードでどんな指導を行っていくのかを考えなさい」
「授業でどれだけ生徒自身に英語に触れ,英語を使う機会を確保できるかを考えなさい」
「生徒が自分の学習状況を振り返り,次の学習へと進むことができる工夫をしなさい」
「一番大切なところを生徒自身に考えさせ,気づかせる工夫をしなさい」
「基礎・基本を大切にした指導を展開しなさい」
そんなメッセージが,一言の陰に隠れているのだなあ・・・
と,今,思います。
たった数時間,一緒に研修をする,
その中で,参加者の方々と何を共有できるのか。
一方的に,こちらがよしとしていることを並べ立てて押し売りをするのではなく,参加者の方が,自分の日ごろの授業,目の前にしている生徒たちを思い浮かべ,改善に向けた小さな一歩に気づいたり,閃いたり・・・
そんな瞬間を少しでも作れるように・・・
欲張らず,ポイントを絞っていこうと思います。
研修会に参加されるみなさま
こちらも精いっぱい頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。