部活も,授業も,根っこは一緒! 

今夏は,いつもの夏とは違い,部活動の関わりも,少し離れたところから,になっています。

 

担任がないのと同様,大学院派遣2年目で,木曜日はキャンパスへ出向くことになっており,顧問も,これまでのメインの立場から一歩離れたものに配慮がされているからです。

 

メインでがんばっている顧問の先生の都合が悪い時に,その穴を埋めるような役割を果たすわけですが,7月はこれまで2回,半日の指導を担当しました。

 

生徒のそばに・・・を第一優先に考えるわけなので,割り切るには苦痛が伴いますが,今年は修士論文をしっかりと仕上げろ・・・と神様が自分に伝えているのだと思い,自分に言い聞かせています。

 

少ない機会かもしれないけれど,部活動で子どもたちをどんな方向に導くのか・・・

 

を考え・・・ やってみたいな・・・と思う指導方法を試しています。

 

それは,まずは実戦を体験させ,自分たちに必要なものを自分たちで見出す機会を与えることです。

 

夏休みの練習と言えば,これまで,それ以降につながる基礎体力作りや,基本的な動きの練習をドリル形式で反復させる指導を行ってきた気がします。

 

特に,20代のころの自分はそうでした。

 

ただ,中学生の公式戦での様子を観察すればするほど,緊迫した場面で,自分をコントロールすることができるかどうかが大切だな・・・と思うのです。

 

メタ的に自分自身,そしてチーム,ゲームの流れを読める力,そして,自分たちが設定したゲームプランを忘れずに,徹底できる力です。

 

もちろん,基礎体力,基礎的なスキルも大切です。

 

でも,ゴールが何かを実感できる,体感できることが1番大切だな,と感じています。

 

 

今夏の練習は,まず紅白戦からスタートしました。

 

ゲームの前に,子どもたちと話し合い,どんなチーム,どんな個人になっていくのか,一人一人の体格や特徴,チームとしての特徴を考えつつ,自分たちにフィットするゲームプラン,チームのスタイルについて考えました。

 

そこが固まったら,まずは実戦です。

 

理想として描いているイメージと,自分の,自分たちの現在地点とのギャップを体感し,ゲーム後に振り返ると,それはそれは真剣な部員たちの顔が並んでいました。

 

この後基礎練習に入った時に,今まで以上に真剣に取り組んでくれると確信しました。

 

 

授業も,部活も,根っこは一緒なんだよな・・・と改めて感じました。

 

 

部活動で目覚ましい成果をあげている方はたくさんいます。

 

一方で,教科研究に燃えている先生は,部活動に比べると少ないのかもしれません。

 

部活動ではゴールを示して,選手がたくさん考え,動く練習をしている先生も,もしかすると,授業になると,そうではなくて,教え込んでしまうようなスタイルになってしまっているのかな・・・

 

自分も含めて,そんなことを考えてしまいました。

 

部活動も大切です。

 

でも,それ以上に子どもたちが日々時間をかけて行っている授業,

 

授業が変われば,子どもたちが変わります。

 

 

一緒に,がんばっていきませんか?

 

授業づくり!