ELEC 夏期英語教育研修会

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春の研修を1度含め,今回で5回目のELECの研修会へと出かけました。

 

今回は,1年間の大学院での学びと,現場を離れて学生に戻り,授業を今までとは反対側から見つめ直したことをもとに,

 

「生徒の学びのプロセスに寄り添って」

 

という視点から,参加者の一人一人,そして自分自身が授業のあり方を見直そう,という試みをしました。

 

 

今夏の2回の研修会の経験も生かしつつ,今回は3時間という十分な時間をいただいているので,参加者の先生方とのやりとりの時間,そして,参加者の方が主体的に自分自身の授業を振り返る時間,さらに,周囲の先生方と協同的に学び合える時間をたっぷりと取ってみました。

 

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これまでにもいくつか書いてきましたが,以下のようなことをポイントを大切にしました。

 

・「ことば」ってどんなもの?

 

・人はどんなときに「話したい(書きたい)」のか,どんなときに「聞きたい,読みたい」のか?

 

・「ことば」はどのように学ばれていくのか?

 

タガログ語を使って,生徒体験をしてみよう!

 

・では,授業をどんなふうにデザインすればよいのか?

 

・実際の授業の場面を視聴してみよう!

 

・2学期からの授業をどうする?

 

 

今回,午前中のセッションを担当してくださったのが,千葉大学の西垣先生でした。

 

当日を迎えるにあたり,事前にメールで何度も温かい言葉をかけてくださったり,研修後も,ELECの担当者の方々との振り返りの時間も取ってくださいました。

 

研修の内容も,リンクするものが多く,担当者のCさんの研修デザイン力に改めて感心しつつ,話をさせていただいた自分が,たくさんのお土産をもらって帰ってこられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

Cさんから届いた研修参加者のアンケートのまとめ(毎年すぐに届くので,これまた感服・・・)には・・・(一部)

 

 

■ 生徒に目標を示したり、アンケートや自己評価シートなどによる気づきを促したり、協働学習による学びを深めたりといった手法が参考になりました。あるトピックに対して教師の自己開示を含めたインタラクションを出発点とした紙(ワークシート)をつかわないface to faceの授業作りのアイディアを学ぶことが出来ました。

 

午前に引き続き、自己の振り返り~自己反省しながら、聴かせて頂きました。目標をどこに設定して、何をどのように取り組ませるのか考えねばならないことは、よく分かっているのですが、何を根拠に目標を設定するのかを確信できぬまま今年も1学期が終わったところでした。第2言語習得について、これを機に本にも少し目を通してみて、2学期の一には生徒の状況を幾分、分析して今日見せて頂いた手法を取り入れてみて、(高校レベルにも応用できそうな気がします)2学期の授業改善に取り組みたいと思います。

 

最初のイントロダクションはとても良かったです。別の知らない言語でやってみると同じことが教室内でも、当然起こっているのだろうと思いました。自分が学習体験してみたことは、とても勉強になりました。

 

 

■ いつも「中間、期末までにこの範囲を終わらせなきゃ」とか「この文法事項を教えなきゃ」とかにとらわれてしまって、生徒が活動する時間が少なくなりがちなので、反省しました。 「たくさんのインプットと少量のアウトプット」を目標に生徒中心の授業にしていかなければならないと思いました。T先生の実践されている授業の様子を実際に現場に映像で見ることができて、大変参考になりました。スピーチをいきいきとしている生徒さんをみて、私の生徒も(高校生ですが・・・)あんなふうに立派なスピーチができるようになってほしいな・・・と思いました。

 

■ タガログ語は斬新でした。「つらい」作業、させていたなあと反省することができました。もう少し許容範囲をあげないと、50分間苦しいだろうなと思います。生徒が英語で伝えたい、話したい内容を言わせるというのは気をつけていかないと、ただのトレーニングになってしまうなあとこの点も反省となりました。勉強になりました。

 

 

一番嬉しい,参加者のためのリフレクションのきっかけになったこと,本当に嬉しいです。

 

 

みなさん,本当にありがとうございました!