教育実習生とともに
久々のキャンパス
7月7日にガイダンスを行った今年度の教育実習ですが,私は今年度,学部3年生の3人を担当します。
昨年キャンパス生活を送った際,一緒に授業を履修し,学び合った仲間でもあり,いつもとは少し違った感覚で実習生と関わっている感じがします。
現任校に来て5年目,昨年度はキャンパスにいて担当できなかったものの,過去3年間,多くの実習生と関わり,彼らの指導をするとともに,実は自分自身も多くのことに気づき,学んできました。
同じ3週間の時間ではありますが,毎年自分の指導方法が変遷してきているなと感じます。
それこそが,自分自身も学ばせてもらっていると思う証拠でもあるなと思うのです。
今年は,今まで以上に,生徒たちはどう感じるか,生徒たちはどう学んでいるか,を実習生に向けて投げかけています。
また,小研究授業をゴールとして設定した時に,生徒にそこで何をさせたいか,生徒にどんなことを身につけさせたいか,を考えさせています。
そこに向かっていくために,日々の授業で何をさせるか,が見えてくると思うからです。
真剣な表情で考え,たくさん悩み,そして子どもたちとの授業に臨んでいる彼らに関わることは,大変でもありますが,好きなことだなと感じています。
特に,実習開始前のbefore,そして,実習後のafterでの彼らの変容,成長の姿を見るのが大好きです。
今日は,7月7日に出していた課題:
-お盆過ぎまでに,実習当初の2回分の指導略案を考え,提出する-
に取り組んでいる彼らからの要請で,一度会って話をしたい・・・に答えるために会ってきました。
やはり,顔を突き合わせて,実際に悩んでいることを聴きあいながら,問題点を解決していく作業は大切ですね。
模擬授業をしてはいても,やってはいない「教科書の指導」などは,結局のところ,自分が中学生時代に受けた指導のイメージをもとにしてしまうのは致し方ないことなのかもしれません。
現場にいる自分がこうして関わることで,少しでも彼らのイメージ化のお手伝いになれば・・・と思っています。
限りある授業時間ではありますが,大学の授業でも,ぜひそうしたことを学生とともに考える時間を取っていただきたい・・・
ここからもう一度,深く考えることになります。
3人の実習生,がんばれ!
9月の実習開始を楽しみにしていますよ!