英作文からにじみ出てくるその子らしさ
英作文と一緒
私のインフルエンザ,そして子どもたちのインフルエンザの学級閉鎖が入れ替わりで起こって,計10日間の授業が飛んでしまった年度末・・・
余裕を持った授業マネジメントができていたか,の反省とともに,自己管理ができなかったことが未だに悔やまれるのですが,置かれた状況をポジティヴに考えることに専心したいと思っている今日この頃です。
英作文を読んでいて,それぞれの生徒らしさが出ていて,本当に面白いなあ・・・と思ってしまいます。
まずはどんなことをトピックに選んでいるのか,というところで,すでにその子らしさがにじみ出ています。
自主的に英作文の添削を頻繁に持ってくる生徒・・・ 今までずっと好きなアイドルの話をしていたのに,たまには違う面を知りたいな,と声をかけたことを受けてくれたのか,今回は自主的に参加した,県のものづくりコンテストの話題を取り上げてきました。
自分が知らなかった間に,家庭科の先生と何度も何度も試作品を作っていたんだね・・・。
いつも物事をクリティカルに見ている生徒が,今回ばかりは友人への感謝を素直に綴っていました。
漫画の奥深さを描いている生徒,絶叫マシーンをたくさん紹介する生徒・・・
いやいや・・・本当に面白いのです。
伸び伸び書くことをずっと求めて1年間を過ごしてきたし,伸び伸び書かせつつ,コメントを書き,ミスをチェックし続けてきたし・・・ テストの自由英作文の問題でも,加点法で後押しをし・・・
その成果がここに来て出てきているんだな・・・と実感しています。
一方で,日本語発想で,原稿をきちんと日本語で書き起こしてしまう生徒が,英語の語順から大きく離れ,辞書で引いた難しい単語を羅列してしまうような傾向も見えます。
まだ2年生の終わり,そうしたことをpositiveに捉え,どう関わり,どう気づきを促し,次につなげていくか,を考えていきたいと思います。
とはいえ,躓きのある子,一人一人に,個別の処方箋を出し,どうかかわっていくか,それは難しい問題です。
できうる最善のかかわりを見出せるように,少しでも前に進みたいです。
まだまだ添削をしたのは4分の1くらい・・・ 修了式までチェックは続くでしょうね・・・。
たいへんだけど,みんなとこうして関わりが持てて,そして,一人一人のことが知れて・・・本当に嬉しいです。
一緒にがんばろうね!