私はどんな先生でありたいのか
ブログの更新が少し滞っていました。
その間,
共同研究のチーフとして全体を総括する動きを中心にしつつ,
3年生所属のスタッフとして進路関係の業務にあたり,
部活動の大会をこなしていました。
更新が滞っている間に考えたことがあります。
短い間ではありましたが,そんな中で接した他の先生の言動や立ち居振る舞いを見ながら感じたことです。
共同研究関係では・・・
自分のもとに,学校の研究組織として3つの部を置いています。
ある部の部長さんである先生の姿から学んだことです。
英語準備室で仕事をしていると・・・ ドアにノックが・・・
あれ?
授業中だから生徒じゃないぞ・・・???
英語科のスタッフならノックせずにすーっと入ってくるはず!
入ってきたのは,○○部の長の先生でした。
「明後日の全体会議で,部として提案する内容について,事前に話を通しておきたくてね!」
「部で話し合って練り上げた資料なんだけど,こんな感じなんですよ。」
「改訂した意図としては,~のような感じなんだけど,全体で提案する前に主任の意向とずれていないか確認したかったんですよ。」
こうしたコミュニケーションって,とっても大切ですよね。
年齢や経験もあるかもしれませんが,当たり前のこうしたすり合わせの大切さが分かっていない人って,意外といるような気がするのです。
仕事って,人と人とをつなぐことから始まりますよね。
この人に部を預けて,本当によかったな,って思える瞬間です。
ありがとう!
*
部活動の大会に行って,審判をしながら,ベンチで指示を送る両チームの監督さんの様子も観察します。
中学生ですから,試合でいいプレーばかりできるはずがありません。
失敗もたくさんします。
そんなとき,監督さんがどんな立ち居振る舞いをするのか・・・
ある中学校の監督さん,実は自分の中学校時代の1歳年下の後輩です。
生徒たちがチャレンジする姿勢を最大限認め,温かく受け入れていました。
「うん,それでいいんだよ。」
「もう一度挑戦してみよう。」
ベンチの監督を見つめる,今失敗をしたばかりの生徒と,監督との間に,時には頷きを通した,時にはアイコンタクトを通した,コミュニケーションがあるのです。
生徒も,先生も,お互いを信頼している証だな,と思います。
自分もそんなベンチワーク,できているかな?
一方,生徒のことを否定しながら詰ってしまうような,そんな姿が見られることもあります。
同じ仕事をしている者として,どうなんだろう・・・
こちらの顔も,自然に曇ってしまいます。
若い頃の自分も,そんなときがあったか?
と思わず自問自答してしまう瞬間です。
思い切り叱ることはあったけど,相手を否定することはしなかったかな・・・
そもそも,選手1人1人が好きかな?
と思います。
どうなのでしょうか・・・
*
学年の先生方の関係,ネットワークを思うときにも,人と人とがうまくつながっているのか,それを中心に考えます。
自分が主任だったら・・・どうするか。
こうしたことを考えるようになったのは,自分がやっぱり40を超えて,実際に「主任」という名の業務を担当する経験をもったから,なのでしょう。
よきミドルリーダーとなれるよう,これからも人と人をつなぐ視点を大切にしたいです。
(というか,自然体で,ですが・・・)
私は,人と人をつなぐ,そんな先生でありたいです。