バスケットボールの練習試合で学んだこと

今日は指導しているバスケットボール部の練習試合がありました。

 

英語でもお世話になっているSさんの指導しているチームが来校してくれました。

 

温かで,的確な指導をされるSさんが育てているチームには興味があり,そして子どもたちがのびやかにプレーしつつも,指導されたことをしっかりと受け止め,実行しようとする姿に感銘を受けました。

 

英語の授業ではできるようになったものの,バスケットボールの指導となると,初心者が多い我がチームでは,子どもたちに言葉で伝えても,実感としてイメージできない,ということがたくさん起こります。

 

そんな中で,Sさんと話していると目から鱗,の気付きがたくさんありました。

 

本当にすごいです!

 

強豪校だった前任校での指導と,異動したての現任校(初心者ばかり)での指導と,そのギャップに苦しんでいるはずなのですが,いやいやどうして,Sさんは,そのギャップを楽しんでいるようでした。

 

目の前の子どもたちの実態をしっかりと受け止め,そこに寄り添い,どうすれば目指すゴールに導けるか,常に考えているのだと思います。

 

うちの学校の子どもたちを観察して,ボールを受け取った後,ゴールに向かってドリブルして進むプレー(カットイン)の初動の遅さを課題として挙げてくれました。

 

どうすれば速くなるのか・・・

 

基礎体力があまりない初心者の子どもたちが分かるように,できるようにするには・・・

 

Sさんが教えてくれたのは,

 

「速くしようと地面を強く蹴る」動作が逆にスピードを遅くしている

 

ということでした。

 

 

集会などで貧血で倒れてしまう生徒が出ることがあるのですが,そのとき,周囲の生徒や教師が抱きとめようとしても,あまりの速さで抱きとめられないことを例として挙げてくれました。

 

また,「ひざかっくん」といういたずらの例も。

 

地面を蹴らず,ふっとひざを折るようにすると初動速度が上がると教えてくれたのです。

 

 

むむむ・・・・

 

 

すごい発想だ・・・

 

Sさん,ありがとうございます。

 

指導の卓越ぶり,すばらしいです。

 

 

またの機会,ぜひ指導をしてくださいね!!