離任式に思う・・・
桜のじゅうたん
昨日は勤務校で離任式がありました。
教諭として異動した6名の先生方のうち,5人が出席しました。
お世話になった上司が職場を去っていったのですが,19年在籍した学校への深い愛情と,残された者たちへの言葉を聞いて,身の引き締まる思いがしました。
上司が話したのは,生徒たちへ,としての内容だったのですが,私は,それが後を託す教師たちへ語られたのだと思って聞いていました。
「グライダーと飛行機の違いが分かりますか?」
自立飛行ができず,車に牽引されて初めて飛行するグライダー
自分の力で飛行する飛行機
みんなには飛行機になってほしい・・・
まずは自分で行動をする,そのことが大切だ
そんな話でした。
全体を見渡して仕事をする立場になってみて,初めて,上司たちがつぶさに私たちを見ていること,そして,さりげなく気配りをし続けていることに気づきました。
分かってくれていないのでは?
と文句の一つも言ってきたこれまでを思うと,自分自身が恥ずかしくなる思いになります。
同世代,後輩たちが,多忙な環境への愚痴を口にするにつけ,そうじゃないんだよ・・・と伝えたくなります。
上司の無理解ではないのです。上司は理解しているのです。それも深く,核心を・・・
想像ですが・・・
「それを言っちゃあおしまいよ」
の気持ちで,恩着せがましくなることをただただ避けているだけだと思います。
ある程度経験を積んで,自信が出てきた存在に,そうじゃないんだと伝えても,なかなか聞く耳を持ってもらえないでしょう。
自分がまさにそうでした。
自分が分掌や学年の長になったとき,初めて気付くことになるのだと思います。
ただ,伝えられることがあるのであれば・・・
温かでつながりのある職場にさらになるように・・・
できることをしていきたいと思います。
異動されたみなさま
本当に本当にお世話になりました!