離任式に思う・・・

f:id:takaenglishteacher:20150410155808j:plain 桜のじゅうたん

 

昨日は勤務校で離任式がありました。

 

教諭として異動した6名の先生方のうち,5人が出席しました。

 

お世話になった上司が職場を去っていったのですが,19年在籍した学校への深い愛情と,残された者たちへの言葉を聞いて,身の引き締まる思いがしました。

 

上司が話したのは,生徒たちへ,としての内容だったのですが,私は,それが後を託す教師たちへ語られたのだと思って聞いていました。

 

「グライダーと飛行機の違いが分かりますか?」

 

自立飛行ができず,車に牽引されて初めて飛行するグライダー

 

自分の力で飛行する飛行機

 

みんなには飛行機になってほしい・・・

 

まずは自分で行動をする,そのことが大切だ

 

 

そんな話でした。

 

 

全体を見渡して仕事をする立場になってみて,初めて,上司たちがつぶさに私たちを見ていること,そして,さりげなく気配りをし続けていることに気づきました。

 

分かってくれていないのでは?

 

と文句の一つも言ってきたこれまでを思うと,自分自身が恥ずかしくなる思いになります。

 

同世代,後輩たちが,多忙な環境への愚痴を口にするにつけ,そうじゃないんだよ・・・と伝えたくなります。

 

上司の無理解ではないのです。上司は理解しているのです。それも深く,核心を・・・

 

想像ですが・・・

 

「それを言っちゃあおしまいよ」

 

の気持ちで,恩着せがましくなることをただただ避けているだけだと思います。

 

 

ある程度経験を積んで,自信が出てきた存在に,そうじゃないんだと伝えても,なかなか聞く耳を持ってもらえないでしょう。

 

自分がまさにそうでした。

 

自分が分掌や学年の長になったとき,初めて気付くことになるのだと思います。

 

ただ,伝えられることがあるのであれば・・・

 

温かでつながりのある職場にさらになるように・・・

 

できることをしていきたいと思います。

 

 

異動されたみなさま

 

本当に本当にお世話になりました!