対話テストから分かること 指導と評価の一体化
対話テストを通して分かることは…
普段,できる限り生徒の学びの様子をモニターしようと心がけています。
今指導していることがどれだけ彼らの中に入っていっているのか,おおまかには把握できているような感覚はあります。
例えば,オーラルイントロダクションをしているときの子どもたちの表情を見て,全体として分かっている感じだな,というようなときです。
また,ペアでの対話をさせているとき,机間指導で近くに行って,どんなことを話しているか耳を傾けるときもそうでしょう。
でも,そうして形成的に評価をしていても,クラス40人を詳細に把握することはかなり難しく,私の拙い能力では無理だなあと思います。
実際に目の前で,それも2人のペアを見る,実際に彼らが話しているのをしっかり聴く,ということをすると,それぞれの子どもの現在地点がより分かるなあと実感しています。
現在までにできるようになったことは・・・
課題になっていることは・・・
ペーパーテストで見られることもありますが,こと聞くこと・話すことに関しては,パフォーマンスをさせてみないと実態は分かりません。
(たった一度やっただけで全部を分かったぞ,とも言うつもりはありませんが)
そういう意味でも,やはりパフォーマンステストを位置づける必要があると思います。
今回感じたのは,代名詞を使うことはまだまだだ,ということ。
A : I like math. Do you like math?
のようになってしまうことがほとんどです。
また,時制の区別ができていない場合がある,ということ。
過去進行形の答えをする場面で過去形にしてしまう,など。
さらには,疑問詞を使った疑問文の語順が怪しくなることがある,ということ。
B : What do you like anime?
こうした発見をnegativeに捉えるのではなく,今後の指導に生かしていきたいと思います。
1分以上,のところ,どのペアも,1分半から2分話していて,こちらがTime upの表示を見せて終わらせているのですから。
今後の指導に生かす発見があった,ということも,大きな財産になりますね。
Try it, Fail it, Try it again, Fail it better!