英語4技能評価の理論と実践
英語4技能評価の理論と実践: CAN-DO・観点別評価から技能統合的活動の評価まで
- 作者: 望月昭彦,印南洋,小泉利恵,深澤真
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: 単行本
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夏休み中5冊目の本を読み終えそうなところまできました。
現在勤務校の英語科チームでも取り組んでいる各種パフォーマンスの評価をどうするか、ということで、参考にしようとアマゾンで購入した本です。
前半の理論編を読んで、なるほど、と思えることに出会いました。
確かに、考え方は分かる、でも、難しい理論を、コストパフォーマンスや、子どもたちの意欲を高めるという視点を大切にしながら、どう形にしていくのか、は前半だけでは見えない感じがしました。
そこで、数多くの実践が掲載されている後半を楽しみに読み進めていきました。
しかし、実際の場面でどのようにその理論を実践に移していくのか、後半の実践編を読んでいて、前半との大きなギャップを感じてしまいました。
実践家として、このくらいなら取り組んでいる、というレベルでの実践が数多く紹介され、親近感を抱くことができる一方で、本書前半で展開されている理論を具現化したものではないなあ・・・という印象が拭えませんでした。
このギャップの間を埋めるような記述や、理論により近い実践の紹介など、課題が感じられました。
うーん・・・
前半の理論編を書いている先生方は、現場での指導経験があるのかな・・・
単純にそんなことを思ってしまいました。
英語の指導に、日々の業務のうち、どのくらいの割合でエネルギーをかけられるか・・・
体感的に知っているかどうかは、大きいことだと思うのです。
コストパフォーマンス、とても大切な視点だと思います。
ぜひ現場の実態を見て、体験・体感して、実践に生きるものを私たちに伝え、教え、導いてほしいなあ・・・と思いました。
率直な感想で、たいへん失礼しました。
(理論に関しては、本当に参考になります!! それは間違いありません!!!)