異校種の先生から学ぶ
夏休み最終盤となり,スローな我が家の3人衆も,中3・中1・小2と,それぞれの過ごした方をしています。
小学生の末っ子さんは宿題の量もそれほどではないことと,夏休みが8月いっぱいまであるのでよいのですが,上の2人は明日から夏休み明けの初日(2学期制のため始業式ではない)を迎えます。
思うように成果が上がってこないまま悩んでいる長女,まだ中学校での勉強方法に慣れず,どうやって準備をしたらよいのか悶々としている長男,学校ではゆったり,じっくり教え子に関わることができるようになった私ですが,我が子が相手になると,同じようにはできず,いらいら・・・じれったい思いでいっぱいになってしまいます・・・。
我が家のもう一人の大人,パートナーさんは小学校の先生です。
今年は高学年を相手にしていますが,昨年まではずっと1年生・2年生を指導してきた人です。
ことばがうまく通じない,抽象的なことは理解できない小学校1年生を指導するのは大変です。
ていねいで粘り強い指導が必要です。
そんな,長い経験をしていることもあり,とんちんかんな我が子たちにも粘り強く接し,教えてくれています。
よく我慢できるな・・・と思うことがいっぱいあります。
中学生となった,ある程度理解力のある子どもたちを相手にしている現在,つまづきを多く抱えた子どもたちを土台から支えることの難しさを少し忘れていたのかもしれないなあ・・・と感じました。
私たち,中学校の教師たちも,小学校の先生の仕事から学ぶべきことがたくさんあると思います。
・・・・・感謝の思いでパートナーさんの声かけを見守ります。
高校の先生方と話をしていても,高校の先生が抱える悩みや問題もあるのだなと思います。
実現したい授業,理想の授業と,こうしなさいと指示をされる授業とのギャップ・・・
それでも変わろうと努力をしている先生方のがんばり・・・
全県一区で異動をする高校のシステムではありますが,我が家の小学校,中学校のギャップ,気付き合い,学び合いのように,同じ高校の中でも,進学校 - 実業系高校 - リメディアルの必要な高校,先生方の柔軟な異動を行い,学び合いができるようにしていってほしいな,そう思います。
そうならないでほしい・・・
ペーパーテストで測っている,知識をどれだけ自分の中に格納できたかどうか,が本当の学力ではないのではないか,ということがこれだけ騒がれる中で,未だに知識を覚えとっていくことのみに熱心になっている,そんなことがありませんように・・・
同じ教師として,公的な研修でも,異校種の先生方が気軽に交流し,学び合える機会が創出されるといいですね。
自主研究会が,今,その隙間を埋めています。