指導書を読もう! 題材の意義・意味を捉えよう!
さあ,久々に英語教育について書きましょうかー!
中学校では教科書が改訂され,新版の教科書がデビューしましたね。
慣れ親しんだものから変更になった場合,使い勝手などでいろいろな思いがあるとは思いますが,使い手である子どもたちがポジティヴになれるよう,こちらもがんばっていきたいですね。
Sunshineの指導書
さてさて・・・
指導書,みなさん,読まれていますか?
私は,ミクロな部分ではなく,マクロな部分を大事に読むようにしています。
ミクロとは,細かな部分のことで・・・
教科書のページにある単語やキーフレーズに関して,どう教えるか・・・のようなことを言っています。
マクロとは,題材設定の意義や,その題材の背景にあることなど大きなことを言っています。
教師自身が,なぜその題材を扱うのか,また,その題材について学び,子どもたちにどんなことを感じ取り,気づいてほしいのか,をしっかりと押さえていることが大切だと思うのです。
開隆堂Sunshine 3のProgram 1では,
A History of Vegetables
という題材を扱います。
表面的にだけ考えてしまうと,野菜について軽く学んで終わってしまいますね。
受け身や完了形だけ,formだけに習熟して,文法を学んで終わり,では,教科書の存在意味がありません。
指導書を読むと,グローバル化する世界の中で,多くのものや人の交流があり,野菜をはじめとする食品も,海外からの輸入がなくては成り立たない状況があること,また,そうした支えあいを通して,異文化理解,異文化交流を築いていくことの大切さ(相互補助・互恵関係)を学ぶ,とあります。
1問でも,そうした題材の本質にかかわる問いを子どもたちと考えていきたいですよね!
そのためにも,指導書,ちゃんと読みませんか?