テストが導く英語教育改革「無責任なテスト」への処方箋
つくば研修のお供,6冊の本のうちの1冊に手を付けました。
全国から来ている先生方との交流も,ユニットと呼ばれる大きな集団から,グループと呼ばれる小集団まで組織され,顔合わせが終わりました。
今後演習を共に進めていく中で,読書に充てる時間も減っていくかもしれませんが,できる限り持参した本を読み進めていこうと思います。
根岸先生のお話やご著書からは毎回示唆をいただいていますが,今回の本も現場の教師にとっては大変分かりやすいものです。
一番のポイントは,「ごった煮」の総合問題から決別すること,です。
テストをする際,生徒の何を見とるのか,それをはっきりさせることが必要不可欠であり,総合問題が根強く残っている学校でのテストに,大きな問題があると言われています。
確かに,定期テストを中心に現場の先生が作ったテストには,総合問題が多々見られますね。
また,総合問題の多くが,「外国語理解の能力」を測る問題として作成されているにもかかわらず,理解を問う問題がかなり少ないことも指摘されています。
この本では,
「話すこと」
「聞くこと」
「読むこと」
「書くこと」
に加え,
「文法問題」
「単語の問題」
などについて,具体的にこうするとよい,これは問題だ,と,私たちがイメージ化しやすい書き方で作問方法や評価方法について解説されています。
夏休み以降のテストの見直し(自己点検)のために,ぜひ読んでみるとよい本だと思います。
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