体が・・・
帰り道に・・・
「ブログ」のカテゴリーでの投稿は本当に久しぶりですね・・・
ノンストップで駆け抜けてきて、体が悲鳴をあげそう・・・
本当はマッサージ90プンコース・・・と言いたいのですが、家に帰ってから家事に勤しまねばならず、そんなことは言っていられず・・・
15分でもリセットを・・・と思って、帰り道を1キロだけ外れて、カフェに寄りました。
ずっと我慢してきた間食や夜遅くの飲食も、ここ数日あって、よほど体が糖分を欲しがっているんだな・・・と思います。
体重計に登ると効果覿面で、あっという間に1キロ増量ですが、今日はOKにしたいと思います。
教育実習が終わり、10月の声が聞こえます。
10月には文化祭があり、終わるとすぐに運動会があります・・・
体、保つかなあ・・・
考える場面をどう設けるか
教科書本文の内容理解の場面で,生徒が思考を深める場面をどう設けるか,なかなか難しいところですね。
中学校1年生段階では,どんなことができるでしょうか。
教育実習生とも,そのところについて議論をしてきましたが,自分が授業者に戻り,改めて考えているところです。
英語を使いながら,頭の中も英語モードで・・・それで思考を深める!?というのは,native並みの力がないと難しいかなあ・・・と思っています。
「気づく」「思考が促される」程度であれば英語モードのままでも・・・と思いますが・・・みなさんはどう考えますか?
さて,Sunshine 1のProgram 6では,シャーロックホームズが登場します。
登場人物のMattとJudyがYukiにロンドン観光をしながら,いろいろなことを紹介します。
その中で,Yukiが,日本のアニメ,名探偵コナンについて紹介します。
We have Edogawa Conan in Japan. He's a detective in comics.
それに対して,Judyが,
Conan? Does that name come from Conan Doyle?
とたずねます。
Yukiは,
Maybe.
と返すのですが,ここで生徒たちに尋ねました。
「ユキはどのくらい確信をしているのかな?」
「英語でmaybeって,どのくらいの確信の度合いを表すときに使われるのだろう,辞書を引いてみよう」
と,辞書を引くと,35~50%くらいだ,と書いてあることを報告する生徒が出てきます。
「じゃあ,モデル音声のYukiが言う"Maybe."の言い方はどうだろう・・・。」
という話になりました。
さらに,ほかにも「たぶん」の確信の度合いの強い,弱いを表すことばを辞書で探してみよう!と投げかけると・・・
perhaps
likely
probably
などが出てきます。
確信の度合いで並べ替えた上で,このシーンならどの言葉を使えばフィットするかな,と投げかけると,彼らなりの意見を発表してくれました。
だからこそ,教科書の単語リストで一対一対応で意味を調べるのではなく,辞書を引きながらチェックをし,こだわりを持って言葉を選んで使えるようになりましょう!
と伝えました。
ほんの少しの工夫で,思考の深まりにつながる問いが生まれるのではないか,と思います。
みなさんはどう思いますか?
教育実習生からのメール④
③とほぼ同時に届いたコメント,これが最後になります。
最後のメールの送り主は,今回のチームT唯一の女性,Yさんです。考えてみればYさんが3名だったのですね。
Yさんは,子どもたち一人一人を理解をしよう,と常に子どもたちのことを大切にする姿が印象に残っています。
子どもたちのよさを見つけ,認め,賞賛している姿もたくさん見ました。
自分が何かに躓いたり,悩んだりした経験があるから,そうしたことが見えるのかもしれない,と言っていたことも印象に残っています。
それって,とっても大切なことだと思います。
これからも大事にしてくださいね!!
それでは,Yさんの振り返りを紹介します!
それにしても,4人とも,深い学びをしたのですね・・・
そこに立ち会え,関われて,本当に幸せです。Wくん,Yくん,Yくん,Yさん,本当にありがとう!!
*
私がこの実習で学んだことは、書き切れない程ある。しかし、英語を教えるということに重点を置くと、主に4つある。
1つ目は、生徒たちのことを考えて授業を作ることの大切さだ。生徒たちの実態を理解していなければ、生徒たちのための授業にならない。まだ生徒たちと信頼関係が築けていなかった実習当初の授業に比べて、ある程度生徒たちのことが分かってきた実習終盤の授業の方が、自分も生徒たちも楽しい授業ができたのではないかと思う。自分自身も生徒たちの顔や反応を考えながら授業を構想していて、とても楽しかった。生徒たちにどんな力を養わせたいか、そのためにどんな活動をさせるか、どんな授業も目標や意図がなければ成り立たないということをこの実習で学んだ。
2つ目は、英語の授業における英語と日本語のバランスだ。私はこの実習中英語と日本語のバランスについてとても悩み、課題となっていた。1年生を教えるということで、使える言語材料も少なく、実習当初は自分の英語が伝わっているか不安で日本語を常に補ってしまったり、習っていないからといって最初から日本語で指示を出してしまったりすることがほとんどだった。しかし、生徒たちが未習の言語材料でも文脈で理解していることを知った。これから英語の授業はAll Englishとなる。生徒たちにとって適切なバランスで英語と日本語を使い分けることの大事さを学んだ。
3つ目は、インプットとアウトプットのさせ方や生徒とのインタラクションのとり方だ。いかに自然な流れでインプットやアウトプットをさせるか、インタラクションをとるか、実習中だいぶ悩まされた。生徒たちにとっての自己関連性、必然性、真正性が不可欠となるため、この点が1番難しかったと言っても過言ではない。私たち実習生だけでなく、現職の先生方も苦労なされていることをお聞きし、教師は一生学んでいく職業なのだと改めて感じた。
4つ目は、Kepp talkingやReaction、Comment、Questionを意識させた授業の展開だ。実習をした中学校の英語科では,学期末にペアで即興の会話をすることが目標となっており、それに備えた日頃からの即興の会話の練習が重要となってくる。型にはまった練習のための会話も大事だが、即興でペアと会話と続けることによって英語が勉強のための言語ではなくコミュニケーションのための言語であるという認識を生徒たちが持つことができる。私は実習中授業の中にあまり取り入れることができなかったが、これこそが東京オリンピックを見据えた英語教育なのではないかと感じ、とても大きな学びとなった。
簡単にまとめるとこの程度になってしまうが、この3週間で本当に多くの学びを得た。きっと私自身の一生につながる学びとなったと思う。生徒たちはもちろん、3週間の実習に携わっていただいた全ての方々に感謝したい。
教育実習生からのメール③
②で紹介したYくん(もう一人の)からのメールが届きました。
前回の投稿で自分が出勤・退勤の札を裏返し忘れたことを知ったらしく,懺悔のコメントから始まるメールでした(爆)。
Yくん,ドンマイですよ!
指導教官Tも,そんなことを日々やっています(苦笑)。
アイデア豊かに,そして,子どもたちの心をくすぐるトピック選びを常に意識しながら授業を展開したYくん。
指導教官からのコメントだけでなく,実際の体験から自分なりの気付きも得ていたようですね。
彼の振り返りはどんなものでしょうか。
では,紹介してみます。
*
実習を終えた今、「実習どうだった?」という質問を友人や親からよくされます。実際に授業準備に没頭しているときには、その授業のことばかりでどんなことを学んでいたか、どんなことに気づけているのかを客観的には分かっていませんでした。終えた今だからこそ、自己を振り返ることができています。現在は、多くの学びや気づきがあったことが嬉しく、相手がもういいよと言うまで語り散らしている次第です。
さて、私の指導教諭にあたるT先生は「どうして質問するんだろうね。」と、ある日の振り返りで仰っていました。続けて、「分からないから、知りたいから質問するんだよね。」と仰いました。授業を考えるとき、その言葉が常に頭の中に流れます。対話は一方が延々と話すことでは成り立たず、もう一方の反応やコメントは不可欠です。その際に、分からなくて知りたいことがあるから質問し、答えることでお互いを理解し合い、新しい気づきが生まれます。「へぇ~」に代表される新しい気づきが、人の心を動かします。授業中に何度も生徒に質問し、生徒同士で質問させ合う中、授業中に新しい気づきが生徒の中で生まれるかを強く意識した授業設計がとても大事だということが学べました。
一方で、みんなが知っている事柄をあえて聞くからこそ、効果をもたらすことがあるということも学べました。例えば、生徒たちが食いつきそうな流行りのTVタレントを導入などに取り入れ、既知のことをあえて聞くことで、好奇心を持った生徒たちみんなが答えるような一体感が生まれます。生徒が既に知っていれば、質問に対して答えられるという側面で、インプットを行う際のインタラクションも比較的スムーズに進むように感じます。
以上のことを踏まえ、なぜその質問をする・させるのかという意図を状況に応じて使い分けることが、生徒の心を動かすのだな、と実際にやってみることで体感できました。まずはやってみろ!と背中を押し、その時の成果や課題点に応じて段階を踏んだフィードバックを与えてくださったT先生にはとても感謝しています。生徒たちに餌を与えない(自分で調べたり、考えたりさせる)ように、私たちにも同じように指導して頂き、人を育てることについても勉強になりました。
またたくさん褒めてください。3週間ありがとうございました。
先生が取り組ませたいこと・生徒が学びたいこと
今年度,県内のある市の「授業力向上プロジェクト」に勤務校の国語・数学・英語科がコラボで関わっています。
こちらに授業参観に来てもらったり,先方に授業参観に出掛けたりして学び合うのですが,本当にやりがいがあって,関わっていて嬉しいな,と思っています。
地元のことを大事にしたい・・・と心の中で思っていて,自分の実際の行動でも・・・と思うので,こうした機会が得られることが嬉しいです。
Think globally, act locally.
ですね!
来月早々に授業公開があり,出かけることになっているのですが,3年生の授業で関係代名詞を扱うことになっています。
みなさんなら関係代名詞を扱う授業で,どんなトピックを準備しますか?
関係代名詞の後置修飾は,何かを説明したり,描写したりするときに使う・・・だから・・・姉妹都市からやってくる海外子女のために,地元について説明する・・・のようなイメージがわくかもしれません。
自分の学校に彼らが直接やってくる,伝えたことに関して彼らのリアクションがある,そんなことなら,子どもたちのモチベーションは上がるでしょう。
でも,そうでない場合は・・・
地元にある名所って,どれくらいあるでしょうか。
そこについての知識を子どもたち一人一人がどのくらい持っているのでしょうか。
子どもによって,そこにまつわる固有のエピソードがあり,多様性のある情報があるでしょうか。
そう考えると,やらせるべき価値がある,とこちらは思っているかもしれませんが,生徒がどう思っているのか,は別なのかもしれない,と思うのです。
行事について書かせよう,と思うときも注意が必要かなと思います。
例えば,運動会では・・・
係や委員会などで取り組む仕事には多様性があるかもしれませんが,どんな種目に出るか,団体競技は・・・などを考えると,意外に多様性がない,ということに気付きます。
みなさんはどう思いますか?
彼らの英語力 彼らの中にある情報
英語が拙くとも,彼らの中に「話したい」「聴きたい」情報があれば,それを表現することにつながります。
ただ,みんなで話す,というときには,それぞれが持っている情報がそれぞれにユニーク,別である,ということも大事ですよね(運動会の例で示しました)。
でも,
英語力 彼らの中にある情報
こんな感じで,生徒の中に情報がないことをトピックとして設定してしまうと,対話も,スピーチも膨らまないのです・・・
何をトピックにするか,の正解はありません。
生徒が違い,学びのコンテクストが違えば,ある場所でうまくいったことも,別の場所ではうまくいきません。
だからこそ,廊下で,休み時間に,など,いろいろなところで生徒と触れ合い,一人一人を理解することが大事なのだと思います。
みなさんは,どんなことをトピックに選んでいますか?
選んだことは,生徒が本当に学びたいことなのでしょうか?
改めて考えてみたいですね!
ポスト教育実習 自分の授業は大丈夫か???
今日の板書
教育実習生が去って,各クラスの授業が再開しました。
これまで行っていたルーティンを思い出すためのガイダンスをしながら,2時間目からは実際にそれらを意識し,実践する授業を展開しています。
写真は,今日,教科書の内容理解を行った際の板書の様子です。
実習生の指導をしていて,自分はどうなのか・・・と見直していますが・・・
学びの履歴になるような板書になっているかなあ・・・
みなさんにはどう映りますか?
研究授業ではない,普段の授業が本当に勝負,ですよね。
気負いすぎることなく,日々実践を積み重ねていこうと思います。
実習生に伝えていたように,生徒を真ん中に置いて・・・
教育実習生からのメール②
連続投稿になりますね。
2通目のメールが届きました。
今回は、Yくんからです。
最終日、挨拶を終えて退勤したはずのYくんは、すぐに再出勤してきました(笑)。
退勤時に裏返す自分の名前の書かれたプレートを裏返さずに退勤してしまったことを思い出したそうです。
律儀なYくんらしい!(もう一人のYくんは、裏返さないまま、でしたよ(苦笑))
その際、目を赤くしながら、「一番楽しかったのは、授業を終えて、先生と振り返りをしている時でした。本当に多くの気づきや学びがありました。」と言ってくれた学生です。
いやあ・・・指導教官としてこの上ない喜びですよね・・・ジーンときます。
Yくん、これからも応援しているよ! ファイトだ!!
*
教育実習ではとてもお世話になりました。
実習を通して実感したことは、先生の教えでは英語を言語として、コミュニケーションのなかで扱う、ということでした。先生と子どもたちのやり取りの中で、子どもたちがいつの間にか今日の新出表現を聞いている、そして自分なりに喋ろうとする流れをとにかく重要視していることがわかりました。
私が今まで受けてきた英語の授業では、教科として英語は扱われており、最初に文法を習ってから教科書を日本語訳して、ワークシートで確認して終わり。というものでしたが、私自身今回の実習の中でできるだけ私なりに先生のやり方に近づけて授業を行ってみましたが、生徒にとってより深い学びができるのは、より実践で話せるようになるのは先生のような授業スタイルの方だと思いました。
そしてなによりも、授業をしている私自身が生徒とやり取りをしていて楽しかったです。
私自身、授業前の準備、授業中の指示、授業そのものの構想、などの課題が残ってしまい悔しいという気持ちですが、先生がおっしゃっていてようにめげないで頑張っていきたいです。
さらに今回の実習を通して、自分の勉強不足だけじゃなく、もっと多くのことが見えたように思います。
まずは、大学に戻ってから勉学に励み、いろんなことを経験するために外に出ようと決めました。
もし、またなにかでお世話になるときはよろしくお願いします。担当の先生がT先生で本当に良かったです。
ありがとうございました!
教育実習生からのメール①
教育実習を終えたばかりの実習生に、宿題を持って帰ってもらいました。
拙ブログに掲載するということを知らせつつ、今回の実習で感じたこと、学んだことをメールで送ってもらいました。
先ほど、4人の先陣を切ってWくんからのメールが届きました。
教科全体の世話役もしていた責任感のあるWくんらしいです。
では、どんなメールか、紹介してみますね!
*
実際に英語の授業をしてみて、この3週間で身に付けられたものとこれからの課題となるものがありました。
板書や授業の雰囲気(生徒との一体感)は、全8回の授業を通して、しっかりと身に付けることができたと感じています。
1回の授業での反省をどのように次に活かしていくかは常に意識していました。
特に「生徒との一体感」に関しては、T教諭のご指導のもと、次の授業でのポイントを自分なりに設定し、課題をクリアしていくことで小研究授業でも生徒との一体感を作り出すことができました。そこには、導入での教師のSmall Talkの内容や、授業中の机間指導がポイントになっていたと感じました。生徒との距離感を大切にし、全体を見ながらもひとりひとりへの声掛けを大切に授業を展開していく大切さを学びました。
その一方で、授業での「緩急」は、まだまだこれからの課題だと感じています。
丁寧すぎる説明が多く、メインとなる活動に時間をかけられなかったり、その説明で生徒が飽きている様子が見られたりしました。どこに時間をかけ、どこをスムーズに進めていくかを認識していくことが難しかったです。
どの授業にも完璧な授業はなく、どの疑問にも正解はないと感じました。
その日の生徒の様子で変えていく必要があり、ひとつの疑問に「答え」がないのが教師の難しさであり、おもしろさであると感じました。そのためにも、教師が生徒の様子を知っておく必要があり、教師が学び続けていく姿勢が大切だと感じました。
また、同じ学年担当の教生に助けられる場面も多くありました。
授業を見合うことで自分の授業での課題を客観的に見ることができたり、小研究授業の前にはアイディアを広げる助けをしてもらいました。協働していくこと、チームとして働くことの大切さを学びました。
これからも学び続ける姿勢を大切にして、大学生活に戻りたいと思います。
ご指導いただいたT教諭、3週間お世話になった先生方に感謝しております。
3週間本当にありがとうございました。
*
真摯に学び続ける姿勢をこれからも大切にしてくださいね!
いつか一緒に働く時がくるかもしれませんね!
これからの成長を心から応援しています!
教育実習 全日程終了
昨日で、教育実習の全日程が終わりました。
各クラスのお別れ会で、涙を流しながら挨拶をしている彼らを廊下から見ていて、大変な思いをしながら授業を構想し、実践し、子どもたちと触れ合い、ベストを尽くした日々をともに過ごせたこと、自分にとってもよかったな、とじんわりと押し寄せる喜びとともに感じていました。
退勤する前、最後の挨拶に来る彼らとことばを交わし、一人一人と握手をしました。
ある学生は、一番自分にとって楽しかった、学びが多かったと思えるのは、授業を終えて先生と振り返りをしているときだった、と目を赤くしながら伝えてくれました。
また、ある学生は、振り返りの中で、先生のことばは、学生の実践を否定するのではなく、どこがよかったのか、をつたえてくれるとともに、次にどうすればまた一歩先に進めるかを伝えてくれるものだった、と書いていました。
だめだ、と斬ってしまうのではなく、よさを伝えてくれた話し方が嬉しかった、と書いてくれました。
夜が明けて日が変わってみると、3週間はあっという間で、すでに次の仕事に着手している自分がいます。
本当に休みがないな・・・、とため息も出ますが、今年もまた、若い、未来の先生と関われたこと、感謝の気持ちで自分の財産にしていこうと思います。
4人のみんな、よくがんばりました!
また語ろうね!
続けることに価値がある 草の根の学び
富山から送られた授業ビデオを視聴中
教育実習小研究授業の最終日ではありますが、定例になっている自主研究会の月例会を行いました。
今日は、勤務校から3名、市内の小学校の先生が1名、という4名での学びになりました。
最盛期には20名を超える参加があった我が会ではありますが、やや細々としたものになったことは否めません。
一方で、以前は広報活動も積極的に行ったり、勧誘をしたり、大きなイベントをしたり・・・ということで、メンバーにとっても負担が大きかったことは否めません。
これだけブラックと呼ばれるほど先生の仕事が忙しい中、平日の夜、さらには手弁当で、市内の学校は2学期制の学期末・・・となれば、なかなか集まるのが難しいに違いありません。
それでも、粛々と、できることをただ、ただ続ける、ということに意味がある、価値があると思います。
一人でも来てくれる人があれば、笑顔で学び合う、それだけでいいと思います。
今回は、富山から送られた授業ビデオをみんなで視聴しました。
中学校3年生が児童労働が扱われた教科書の単元の学習を終え、自分たちに何ができるのか、を話し合う発展的な単元の中の一コマです。
帯活動としてペアやグループで、日本の良さや、修学旅行に出かける先は、など、話し合う価値のある話題について語り合っています。
英語に触れたり、英語を使ったり、という意味で、運動量が豊富な活動が続きました。
何より、生徒たちが日本語を使おうとしない、どんどん自分の考えや気持ちを英語で表現していこうとする姿に感銘を受けました。
また、言葉を学ぶ、ということで、習熟、練習の段階に単元の中で十分な時間をかけているのも印象的でした。
勤務校の英語科の授業の特色は、ゆるやかなムードの中で、即興的に、かつ、インタラクションの中で豊かにやりとりをする、ということです。
中長期的なスパンで、こうした学びを続けると、漢方薬のようにじわじわと効いてくる、と思っています。
一見対照的に見える感じがしますが、改めて考えてみると、こうして短期的なスパンでも、練習のステップをしっかりと確保することも大事なことだと感じることができました。
写真やビデオを挟みながら、その都度学習形態を換え、少しずつ発話が膨らみ、発展していくように活動が有機的に繋がっているところも素晴らしいと感じました。
視聴後、それぞれの実践にどんなことが取り入れられそうか、4人でじっくりと語り合い、あっという間に2時間が過ぎました。
来月、何人が集まれるか分かりませんが、この草の根の学びを続けていこうと思います。
富山のOさん、貴重な学びの機会を、本当にありがとうございました!!
この場を借りてお礼申し上げます!