忙しいからこそ、子どもたちのそばに
年に一度の公開研究発表会が金曜日に迫ってきました。
公開授業だから、と、そのときスペシャルは嫌だなあ、いつもの授業と一緒、がいい、とずっと思ってきました。
とはいえ、たくさんの参観者が来られると思えば、自然と力が入ってしまう、それは当たり前のことかなあと思います。
ただ、今年は特に力みがなく、自然体でいられるなあ、という実感があります。
45歳になり、自分も授業に関しては少しは惑わなくなったのかなあ。
そう思います。
なーんて、書きながら、いろいろな部分で相変わらず惑ってると思いますが(汗)。
年間のゴールとして設定している、即興でのやりとり、そしてスピーチ、へ向かって、日頃積み上げていくことがあり、授業ではそれをちりばめつつ、子どもたちたちの生の反応を大切にしながら、臨機応変に対応していきます。
明後日も、ただそれが出ればいいなあ。
いつもの彼らの笑顔、彼らのいきいきとした息遣い、仲間との温かな関わり、それが出れば、もう何もいらないなあ。
準備すべきことがたくさんあり、空き時間にもそれらが押し寄せてきます。
ついつい仕事に埋没しそうになるとき、自分に言い聞かせるのが、
「子どもたちのそばに」
です。
各クラスの様子を見ながら笑顔で子どもたちとつながり、声をかけ、ともにつながる。
チェックされたり、監視されている、のではなく、彼らの様子を見守っている、彼らも、こちらに笑顔を返してくる、そんな時間です。
忙しいからこそ、気持ちを子どもたちに向けて!
これからも、そうできる自分でありたい!!
基礎英語とともに
収録をしている渋谷のNHK
6月9日土曜日,渋谷のNHKに出かけました。
今回は10月の放送分を収録し,11月のテキスト原稿の打ち合わせをしました。
部活動指導と並行して,月1回の収録にかかわって,早くも年度の半分まで進んできました。
日常の中に基礎英語が自然に根付いた感じです。
自分の中で負担すぎることなく,楽しみながら仕事ができているのは,プロデューサーさんやディレクターさん,編集さんが本当にいい人たちばかりで,彼らから支えられたり,学んだりすることが多いことや,リスナーさんからのはがきなどが大きいです。
プロの方々と接するのは,学校内で普段仕事をしている自分にとっては本当に新鮮で,貴重な機会をいただいていると感謝しています。
基礎英語,ぜひぜひたくさんのみなさんに聞いてほしいなあ,そう願っています。
基礎英語とともに!
秋田のO先生との学び合い 1年生の指導にまつわるエトセトラ
O 先生
こんばんは、そしてお疲れ様です。
お忙しい中、ビデオを視聴していただき、
本当にありがとうございました。
10年ぶりの1年生、何もかもが手探りの中ではありますが、
丁寧な指導、ゴールから逆算し、ステップを積み上げていく、
そんな授業になるように意識しているところです。
自分の発音を自分で聞いてみて
生徒たちのノート回収をしてみました。
昨年度までは週1,2週に1回,の程度で様子を見て,ノートに書かれた英作文の添削をしたり,宿題の取組状況を見たりしてきました。
今年はまだ本格的に英作文を書かせるところまでは至っていないので,ルーティンとしては回収ができません。
子どもたちの日頃の学習状況の診断と,こちらがもっと細やかに指導をすべきところがどこにあるのか,彼らのノートを見ることで分かると思うのです。
余談が先になりますが,やはり,ピリオドなどの記号の抜けが見られたので,授業の中での声掛けに反映させていこうと思いました。
気づかせてもらえて,よかったと思います。
今回メインで見たのは,ここで紹介した写真のところです。
タブレットで録音した自分の発音を聞いて,どう感じ,何に気づき,これからどう改善をしていこうと思ったのか,というところでした。
人によってもちろん差がありますが,次につながる一歩を踏み出すために,自分自身の発音にちゃんと向き合っている(1年生らしく,ではありますが)と思います。
それが分かって嬉しかったです!
音の指導がどこまで行き届くのかはわかりませんが,ただ意識するのではなく,こうして具体的な取組となるように,これからもがんばっていきます。
一緒にがんばろう!
早い段階で、自分の発音をメタ認知させてみる
昨日の授業で、1年生に自分の発音を聞かせてみました。
教科書Program 3が終わったところで、の実践です。
セクションの音読が終わり、次のような問いを投げかけてみました。
「自分の発音がどうか、確認してみようか?」
「今自分が上手に発音できるようになっているところと、改善が必要なところを自分自身で知ることが大事だよ。部活動と一緒だね。」
ペアで1台のタブレットを持ち、お互いの音読を録音します。
その後、録音された自分の発音をなんども聞いて確認をします。
事前に、
・個々の発音
・イントネーション(上がり調子・下がり調子)
・アクセント
・単語と単語のつながり
・音量
という視点を与えて、それにもとづいて確認し、振り返りをノートに書くようにしました。
これからノートを回収し、彼らが何に気づいたか、見てみようと思います。
どんなことが書かれているか、楽しみです。
取り組んだ生徒に声をかけると、語と語のリンキングができずに苦労した、思っていたより個別の発音がダメだった、という反応が聞こえてきました。
次に何を意識して音読をするか、という部分で、自分自身の処方箋に具体的に気付ければいいな、と思います。
1年生の初期段階からメタ的な視点を持たせると、彼らの発音がどう変容していくのか、注意深く見守っていこうと思います!
富山からのフィードバック(感涙)
昨日お世話になった富山の研修会、つながりのあるYさんから、参加者の様子がフィードバックされてきました。
お疲れの中、すぐにまとめてくださって、本当にありがたいことです。
感謝の気持ちでいっぱいです。
一度訪問して終わり、ではなく、また話が聞きたいな、と言っていただけることって、この上ない幸せなことですよね。
涙;;;
拙い話ではありましたが、本当にありがとうございました!
T先生
昨日は多忙極まる中、富山まで来ていただき本当にありがとうございました!!
先生の帰られたあと、一般会員の先生方とお話していて言われていたことをお知らせしますね。
●T先生の言われていたことは、明日から自分も取り入れることができるかもしれない
言われていたことのいくつかは自分達も実践していることだと思ったので、先生の言われていたことの全部は無理かもしれないが、自分達の手の届きそうなことを教えてもらったと思う。
言われているようなことは、「確かに言っておられることはわかるんですが、実際はそうはできなくて困ってるんです・・・」というのが本音だと思います。
T先生はやはり、現場のしかも中学校の教員というところがまずみなさんの共感を得られるところではないかと思います。また、先生の謙虚でありたいという心構えが内容にもあらわれつつ、押さえるところは押さえてある、というのが印象なのだと思います。
●今回はいろいろな内容を含んでいたから、オープニングという感じ?また来てもらったら、一つ一つについて、もっと詳しくお話してもらえるし、そうしてほしい。
こちらから先生にお願いした内容が複数あったので、失礼な話ですが、話がぼやけてしまわなかったかと気にして聞いてみましたが、私がお話した方々は、きちんと理解しておられました。また来てほしい、という声が聞かれたのは私にとっても大変うれしい言葉でした。
●T先生はこちらの反応を気にしておられたが、今回の講演で退屈することがなかった。(←すみません、失礼ですね)
大抵は途中で疲れてしまうけど・・・
うーん、幹事の私達からみた会員の方々の反応ですが、正直、そんなに反応が悪いとは思えなかったです。質問しておられる方もいましたし。ぐいぐいいくことが恥ずかしいというような雰囲気があるのかもしれません。でも、心の中まで冷めているわけではないと思います!多くの参加された先生方の心の中に火を灯されたと思いますよ!!
●small talk やってなかったなあ~
昨日していたお話はこんなかんじです。立ち話でしたので、フィードバックとしてはものたりないかもしれませんね。私は、先生が見せられたあの生徒の姿が、やはりとても効果的だったのではないかと思います。
特別英語が得意でもない、という例を選んでこられたのもよかったな、と。そういう子の成長する姿をみることができたのは、大変刺激的でした。
うまく言えませんが、日常の等身大の授業風景を見せてもらったことや、先生自身も悩んだり生徒と考えながら日々授業をされているということが、みなさんに伝わったのがよかったです。
T先生だからできるんだよね~、じゃなくて、ということです。(実際は、先生のような授業をするのは精進を積まなくては・・と思ってますけど、私は)
私もふくめ、元気をもらえた昨日の講演でした。
うちの英語科の2人も、元気になってます(笑)
では、またあらためて会員の方々の感想シートを郵送させて頂きます。
富山市教育研究会英語部会 6月部会 に参加してきました
新幹線改札
綺麗な駅舎
富山の自然をイメージ
路面電車が愛らしい
今日は、富山市教育研究会英語部会の6月部会に参加するために、富山へ出かけてきました。
富山、と聞くと、北陸でずいぶん遠い、という印象があり、前泊でないと、と思っていましたが、北陸新幹線が開通し、宇都宮から2時間半もあれば着いてしまう、身近な場所でした。
2年前に金沢の研究会に参加したとき以来の北陸新幹線でしたが、とても快適でした。
富山と自分とをつないでくれたのは、この拙いブログを通して交流が生まれた、富山のYさんでした。
Yさんは、その後宇都宮を訪問し、授業参観をしてくれた上に、富山の研究会にまで私を招いてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
落ち着いて過ごしやすい会場
今回お邪魔した学校は、公立学校ではありますが、素敵な造りになっていて、初めて訪問する私にとっても、居心地の良い場所でした。
先方から依頼があった、
・バックワードで見通しを立てて指導をすること
→ そのことを通して子どもたちがどのように変容していくのか
・教科書の内容理解の授業をどう改善するか
→ 子どもたちの側から授業を見つめ直す
→ 言語習得の観点から授業を見つめ直す
こうしたテーマで、実際の授業の様子や、子どもたちのパフォーマンスの変容を映像で示しながら与えていただいた時間の中で、自分が大切だと思っていることを参加された先生方と共有させていただきました。
とはいうものの、話している自分自身が、自分の実践を省察し、自分自身に語りかけているつもりでした。
参加されたみなさんが、どんなふうに感じながら私の話を聴いてくださったのか、興味があります。
どうだったんだろうなあ・・・
富山のみなさん、今日は大変お世話になりました。
これからもつながっていってくださいね!
感謝!
帰りの新幹線の車窓
生徒たちとの一体感 温かなかかわり
6月16日の公開研究発表会に向けた事前研究会が行われました。
指導をしてくださる先生方に授業を参観していただいて,アドバイスをいただく機会です。
いつもの子どもたちは,先生をいい意味でイジる,感じなのですが,お客様を迎え,とっても優しい彼らになっていました(笑)。
いつもなら,
T : Do you like English?
S : (にやにや) No!
T : How about math?
S : (にやにや) Yes!!
とか,
T : We have two English lessons today.
S : Yes.
T : Are you happy?
S : (にやにや)ふふふ・・・
とか,
こんなやりとりがあります。
にこにこ,ではなく,にやにや,がポイントなのですが,あったかい関係があるからこそ通じるユーモアのあるやりとりです。
今回は,
T : Who is your favorite person?
S : Mr. T.
T : え?? Really?
S : Yes.
T : Why?
S : Very cool!(にこにこ)
のようなやりとりがそこかしこに・・・
子どもたちって面白い! 子どもたちってすごい!
ですね。
先日来校してくださった茨城の先生方からも,今回の指導主事の先生方からも,そうしたあたたかなムードの中で,英語を使ったやりとりが行われていることへのポジティヴな言葉をいただきました。
朝の会や帰りの会で日本語を使ったやりとりをしているようなインタラクション,それが,これまでかかわってきた子どもたちと,私が紡ぎ出す授業の特徴なんだなあ・・・
生徒たちに助けられているなあ・・・
改めてそう思いました。
ただ一方通行で知識を伝達するだけだったら・・・
教室に温かな空気が充満することはあるのかなあ・・・
授業規律をあまりにも大切にすることで,
教師としての威厳を保ってきたことって,若い時の自分にあったんじゃないかなあ・・・
そんな反省も同時に頭に浮かんできます。
今でもまだまだ,ですが,これからも生徒とともに学び合い,成長できる自分でありたいです。
ファイト!
茨城県からの授業参観
今年度も、授業観察のための来校が始まりました。
先日は、隣市のK市から、年間を通した授業改善のためのプロジェクトの一環で、拠点校から2名、行政から2名、の来校がありました。
今日は、水戸から2名の先生が来校されました。
代休を利用しての訪問です。
こうして、授業改善に取り組もうとする先生方がいる、ということは、本当に嬉しく、同志、のように感じます。
1年生から3年生までの3授業を参観していただいて、その後、昼休み・5時間目の英語科部会までを振り返り、ディスカッションの時間として、共に学び合いました。
私は1年生の教科書の内容理解の授業を見ていただいたのですが、参観してくださった2名のうち、1名の先生(以前から交流のある水戸市のMさん)がすぐに振り返りを送ってくれました。
詳細な振り返りに、感心しきりです。素晴らしいですね!
本当にありがとうございます。
ご本人の了承を得て、紹介したいと思います。
みなさんともシェアして、一緒に学んだり、気付いたりしたいと思います。
*
まず第一に感じたのは,先生と生徒,生徒同士のラポールです。
これは英語だけに留まるものではないと思いますが,先生の日頃の温かな生徒への関わりが下地をつくっているのだろうな,と思いました。
子どもたちの言葉を上手く拾い,会話をつないでいき,英語の授業なんだけれど,普段するようなおしゃべりを楽しんでいる印象を受けました。
既習の言語材料にとらわれず,でも,先生の表情・声のトーン・ジェスチャーなどで生徒の理解を促進していました。
インタラクションを直接的にとっている生徒だけでなく,クラス全体がそこに参加していました。
対生徒・対教師関係なく,互いを尊重する姿勢っていいですね。ほっこりしました。
おしゃべりを楽しんでいる,といっても,そこには今日の教科書の内容につながる材料がちりばめられていました。
自然な流れで,ピクチャーカードを用いて教科書に近づいていって,教科書を開本するときには,もうある程度の話の流れがつかめていたように見えました。
私も教科書の内容にふれるときには,同様の迫り方をしますが,内容によっては最初のインタラクションから上手くつなげられず,失敗したなーと思うことも多々あります。
どんな話題を取り上げるか,大事ですね。
*
ペアでの対話活動の中で,途中から日本語量が増えていくのが最初は気になりました。
よくよく考えてみると,ある程度の量を話させたいときには,話したいことはあるのに,「英語でないとダメ!」と徹底してしまったら,だんだん自分の言いたいことを心の中にしまって,発言をしなくなる生徒が増えてしまうよな,と考えを改めました。
友達同士の相談タイムやアドバイス,先生や友達の発言を聞いていく中で,ひと月後,半年後,1年後,2年後になったときに,英語で表現できることが増えていけば良いのですよね。
教師が求めすぎるがために,生徒の思いを封じ込めてしまうこともありますね。
その時々に,これだけは!と思うものはおさえながら指導したいと思いますが,学びのスピードも個々さまざまなので,子どもたちのニーズを捉えつつ,焦らずやっていきたいです。
(ただ,そういう思いでいても,授業研などでは生徒が日本語を使っていると,まずひどくツッコまれるので,悩むのだと思います。)
*
今年度,発音(音に対する意識)をさらに意識されている,と記憶していますが,その指導が子どもたちに生きてきていると感じられました。
今日焦点化していた th だけでなく,fとvなども良い発音していましたね。
1年生は音に敏感ですね。
学年にとらわれず常にそうあるべきだと思いますが,特に1年生は大切にしなくては・・・。
私は3クラス2年生,1クラスのみ1年生をもっていますが,最近,音に対する意識のもたせ方が自分の中に薄れてきているなぁと反省しました。
*
ここから質問が2点です。
まず,新出単語の扱いですが,いつも全て日本語での確認までされているのですか?
今日のインタラクションから教科書開本までの流れを考えたら,十分意味はつかんでいるように思いました。
さらに予習ノートで,辞書を活用し,事前に調べて例文等を記したりしているのですよね?(一番後ろに座っていた女の子に教えてもらいました。)
もちろん,日本語がないと分かりづらいものもあるかとは思いますが,
再度ピクチャーカードなどを提示したり,リフレーズしたり,例文を示したりすれば,日本語がなくても文字とのマッチングもできるように思います。
*
そちらでもおうかがいしましたが,1年生の現段階でどこまで明示的に,文法についての解説をするのかは,疑問が残ります。
例えば,使用する教科書はそちらのものとは違いがあるかもしれませんが,こちらでは,国語の授業で品詞について学習するのは,3学期だったように記憶しています。
国語と英語ではもちろん違いはありますが,母語の知識を上手く活用することもできるように思うのですが,いかがでしょうか。
今日「助詞」を使っていましたが,果たしてどれだけそれを理解しているのかな,と感じました。
冠詞については,難しいですね・・・。私自身,中学生時代大っ嫌いな分野でした。
それでもなんとなく経験の中で間違いながら使い,なんでだろうと思った時に説明を受けて,すっと自分の中に入ってきたように思います。
とは言え,例文を示したり,実物を用いながら,多少なりとも説明はしますが・・・。
先生がブログに紹介していた本も読みましたが,未だに,考えれば考えるほど私自身混乱してしまうところもあります。
子どもたちにとってはどうなんでしょうね。
どこまで暗示的に,どこまで明示的に,私はこれからも悩み続けると思います。
*
最後に,今日何よりも感銘を受けたのは,そちらの英語科のチームワークです。
あんなふうに率直に授業について語り合える間柄,同じ方向を向いて生徒を育てているんだなぁと,うらやましく思いました。
授業についても,大きな流れはみんな共通にもっていて,だからこそ1年生が1年後今日の2年生のような姿に,2年後3年生のような姿に成長していくんですね。
現実問題,私の学校ではなかなか難しいのですが,少しずつでも近づけるように,懲りずにアプローチしていきます。
書かせてから話すの? 話したことを書き起こすの?
各地にあると思いますが,中学校教育研究会の各教科部会の研修会が昨日,市内の中学校で行われました。
1年生と2年生の授業を参観する機会がありましたが,自分が担当している1年生の授業を見させていただきました。
子どもたちはあたたかで,仲間を助ける協同的な姿勢をもっていました。
先生との関係も良好で,英語を使った授業も,やりとりを大事にしながら進みます。
先生のスタンスも,間違いを恐れず,まずは英語を使おう!というもので,そのことが子どもたちにも浸透していました。
文として不完全でも,なんとか思いを伝えよう,として発話をしている姿がここかしこに見られて,本当に好感がもてました。
もう一つよかったなあ,と思ったことは,先生が生徒とのやりとりを大事にし,正確に言えたかどうか,をチェックしているのではなく,子どもたちの中にあることを引き出そうとしながら対話を継続しているところです。
きちんと言えたね,だから"Very good!"というコメントはほとんどありませんでした。
"Oh, really? I like coffee too."
"You don't drink coffee? Do you drink tea?"
などです。
これまでいろいろな学校で授業を参観してきて,子どもたちの方が柔軟で,アイデア豊かに,センスのあることを言ってくることが多々あります。
それに対して,先生が感性豊かに受けとめ,切り返していると,教室があったかになります。
一方で,杓子定規に決まった応答だけをする例もあります。
「もったいないなあ・・・」と思うのは,そんなときです。
だって,対話を継続することができる生徒を育てようとしていて,応答の仕方を見せる絶好なチャンスですよね!
その点,昨日の授業はよかったです。
ほっこりしました。
*
一方で,対話をする際,事前に自分のアイデアを書かせて準備をする,というシーンが見られました。
スローラーナーさんを考えると分かるところもあります。
ただ,間違いを許容する姿勢があって,即興の発話の力をつけさせるなら,書いてから話す,というのはどうかな,と思いました。
先生が肩の力を抜いて,やりとりを楽しむ!
小学校で聞く,話すを体験している子どもたちに,まずはやらせてみる(話させてみる),ということも考えてよいのではないかな,と思います。
みなさん,どうしていますかー?