プロフェッショナルとは 「愚直にやり続けること」
来週に控えた公開研の授業プランをずっとずっと練り続けて,煮詰まってしまったような状況です。
ここまで,4月に出会った子どもたちと,1年間のゴールを決めて,一緒に歩んできました。
でも,たくさんのお客さんをお迎えして授業をする,ということが目の前に現れた瞬間,気がつくと近視眼的になってしまっているなあと思います。
教員になって20年,20年やっても,そんな基本の「キ」のようなこともできない自分に歯がゆさでいっぱいになります。
インプットをたくさん入れて,アウトプットは少し,中長期的なスパンで子どもたちを育てていこう
そう決めたはずなのに,気がついたらアウトプットを焦っているのではないか,そんな気がします。
アウトプットを焦ると,促成栽培をしたいがゆえに,授業が硬直化し,「型」を求めるようになりますね。
その結果,子どもたちの知的好奇心を刺激するような展開から離れたり,目の前の生徒たちがふと見えなくなってしまう気がします。
昨夜も疲労から仕事に手がつかず,深夜フローリングにダウンしてしまったのですが,横たわりながら見ていたNHKのプロフェッショナル仕事の流儀に惹きつけられました。
体は動かず横たわったままなのですが,目と心がぐっと惹きつけられたのです。
1つのメニューをめぐって,何度も,何度も,何度も,何度も試行錯誤を続ける料理人
失敗し続けても決してあきらめず
その根底には,その料理を初めて食べてほしい,大事な大事なつながりのあるお客さまの存在があったこと
自分の存在に置き換えれば・・・
1つの授業をめぐって・・・思考錯誤を続ける教師
失敗しても決してあきらめず
その根底には,その授業を受ける,大事な大事なつながりのある子どもたちの存在があったこと
になるのでしょう。
その料理人が話していたこと・・・
Q:「プロフェッショナルとは?」
A:「愚直にやり続けること」
器用をきどっているようなところのある自分,でも,実は不器用で・・・ できることはフットワークよく動き続けること,あきらめないこと,そして,愚直にやり続けること,なんだな・・・と改めて思いました。
早朝目が覚めて・・・
今日の授業,そんな思いでがんばりたいです。