焦らない,焦らない
英授研の関東支部,秋季大会で授業を見ていただいたとき,自分の授業の様子を,
「緩やかで温かい」
と言ってくださる方が多かったです。
「Tさんらしい授業だなあ」
と言ってくださる先生もいました。
自分は,厳しく鍛え上げる,という授業が好きではありません。
部活動の指導もそうです。
それは,若かりし頃の自分の指導への反省が大きいからです。
学級作りもしかり・・・
ある程度の成果を出すことができたとしても(部活動での上位入賞など),今振り返ると,子どもたちの存在を大切にできていたか,大いに反省させられるからです。
温かな愛情を注ぎつつ,規律をしっかり整えておられる先輩を見ると,本当にすばらしい・・・と思ってしまいます。
バランスがすばらしいなあ・・・と・・・
ただ,自分がたどり着いたのは,そうではなくて,違ったベクトルだったのだな,と思います。
なぜなら,本来,「学びを深める」という営みは,子どもたちの意欲が喚起され,自律的に行われるものだと思うからです。
そんなことできるのかい?
と聞こえてきそうです。
規律を整えてこそ,とか,基礎・基本をきっちり整えてから,ということが,そうした学びの深まりへの前提条件になるから,なのでしょう。
うーん・・・
必ずそうなのかな・・・
今日の授業でも,いつものような温かで,ちょっと緩い感じのムードがありました。
でも,ここで言うところの「緩い」というのは,だれている,ということではありません。
リラックスしている,ということなのです。
基礎英語3を視聴する,
じゃれマガを与えられた時間の中で聴く,
となると,ぐっと集中力を増した彼らが出てきます。
今のところは,それでいいのだ・・・と思っています。
後々,今の考えを練り直して,反省すべきときが来るかもしれませんが・・・
まずは彼らに寄り添って,よい関係のもと,授業を進めていこうと思います。
焦らない,焦らない・・・
I'm not a super-person! Not a super-teacher, either!
All that I can do is to do just one thing!