ちゃんと伝える ちゃんと伝えられる

根っこが同じだな、と思うことが3つ、近々にありました。

いくつかは現在進行形かもしれません。

 

1つ目は、生徒に対して、です。

 

授業中に見つけた生徒の姿・・・それが気になった時、以前なら、気を遣いすぎてきちんと指導ができなかったこともあったかな・・・と思い出されます。

 

今日、授業中に声をかけて改善を促し、それでも届かなかったので、事後に本人を呼んでちゃんと向き合いました。

 

語りかけている中で、その生徒が最後にポロリと涙を浮かべました。

こちらのメッセージ、届いたかな、と感じられました。

 

ちゃんと伝えて、よかった。

 

 

2つ目は生徒の対話の中でのことです。

 

ALTと一緒に生徒に伝え続けてきたのは、相手の考えに関して、興味がない、自分の考えとは違う、そんな場合にも、ちゃんと伝えよう、ということでした。

 

ただし、発言者の気持ちをしっかりと考え、マナーを意識して応答する、ということも忘れずに、ということもつかんでほしいな、と思ってきました。

 

今日の授業で、そんなふうに散りばめてきた指導が現れたな、という場面がありました。

 

トピックは、七夕祭り、織姫と彦星にどんな願いをするか、ということでした。

 

昨年のクリスマスのことを扱って対話をした後に、それを少しアレンジして・・・

 

 

A : What will you ask the stars to do for you?

B : Well, I'll ask them to _____.

 

というのが対話のスタートでした。

 

あるペアが対話のデモンストレーションをしました。

 

S1 : What will you ask the stars to do for you?

S2 : Well, I'll ask them to keep good trains on Utsunomiya Line.

S1 : Ah, sorry, I can't understand that well, but I know you love trains.

S2 : Thank you. Yes. I love trains.

 

その後も、お互いのやりとりはさらに続いたのですが、相手のことを思いやりつつ、自分考えを伝えようとした表れだった、と感じとりました。

 

もちろん、中学生なので、言葉の拙さはあるとは思います。でも、ちょっと素敵なやりとりだったなあ、と指導をしてきた自分には思えました。

 

ちゃんと言えずにただただ迎合、ではなく、きちんと自分の考えを伝えられるような生徒を育てたいですよね。

 

 

 

3つ目は、メーリングリストでのやりとり、のことです。

 

ある提案がなされた後で、一晩自分なりに考え、気持ちを落ち着かせた上でもやっぱり伝えよう、と思ったことを、しっかりと意見表明できました。

 

調和はとっても大事ですね。でも、違うな、と思ったことに対して、ちゃんと自分では違った考えを持っている、ということを表明すべきだ、と思いました。

 

代案もちゃんと加えて。

 

会に参加をする一般の方々を思い浮かべながら、その方々にとって、という視点でちゃんと考えたつもりだったからです。

 

 

これからも、ちゃんと伝える、伝えられる人になれるよう、自分自身で物事をしっかりと考えていきたいと思います。

 

Be critical!