隣市の授業力向上プロジェクト事業に関わって
今日は一日全速力で駆け抜けるような時間となりました。
授業を見ていただいたお昼までの時間を終えて、午後は隣市にあるA中学校へと駆けつけました。
今年4月から、A中学校で行っている授業力向上プロジェクトの1年目の総括のためです。
英語科の先生方が、同僚性を高め、お互いの授業を開き合い、学び合う関係を作って、授業改善を目指していく・・・
そして、その先に、子どもたちが楽しんで生き生きと学ぶ姿が生まれ、英語力が向上することを目指しています。
年度当初にみんなで相談し、A中学校の先生方が決めたのが、授業の中でのインタラクションを豊かにし、対話を楽しみ、継続することができる生徒たちを育てたい、ということでした。
校内でお互いに公開し合う授業のプランも、構想の段階から意見を交わし合い、練り上げていきました。
そのプロセスに関わらせていただくこともできました。
また、実際に授業を行う時にもできるだけ脚を運び、事後のディスカッションにも参加をしてきました。
A中学校からこちらへの授業参観の受け入れも行いました。日頃の授業の様子を見ていただいて、子どもたちの息遣いや、私たちとの関わり、関係づくりなども見ていただきました。
市の教育委員会からの指定で始まったプロジェクトであり、正直、当初は硬い雰囲気で始まったディスカッションでした。
でも、2回目以降は、進行もA中学校の先生方でできるようにしよう!と呼びかけたところ、次第次第に笑顔が増え、回を重ねるごとに本音が出てくるようになりました。
そうした変容の中に一緒に身を置き、お客さんではなく、仲間の一人として関われたことも、本当に嬉しいことでした。
今日の総括のディスカッションでは、一人一人が、心の声で語ってくれました。
自分が変容したこと、そして、自分が課題にしていることなども含め、しっかりと自己開示をしながら語ってくれたのです。
自分ができていないこと、まだまだ改善が必要であることを自分から語るのは、ちょっと勇気がいることかもしれません。
それが、一人一人の口から自然に語られたのを聞いて、心が震えましたし、ここまでできるようになったのか・・・と思うと、1年間を通してのA中学校の先生方の頑張りが感じられて、感動してしまいました。
ジーン・・・
2年目に向けて、これまで積み重ねてきたことを継続するとともに、子どもたちの変容もしっかりととらえていこうという話で1時間のディスカッションが終わりました。
玄関まで見送ってくれた先生方の表情を見ながら、私自身も充実感を感じて帰路につきました。
いやあ・・・一緒に走ってきて、よかった・・・
こちらもたくさん勉強をさせていただきました。
A中学校の先生方、本当にありがとうございました!