洋楽を授業で扱う時間は何分!?
Taylor Swift - You Belong With Me - YouTube
子どもたちが落ち着かない状況で,まず,英語の授業が楽しみになる・・・ 始業のチャイムを聞いたら,着席して授業をスタートできるようになる・・・
そんな願いをもって授業に洋楽を取り入れて,7年ほどになります。
洋楽の扱い方もだんだんと変化をしてきました。
当初は,選曲にこだわりにこだわって,教科書のプログラムで扱われている新出言語材料ができるだけたくさん使われている楽曲を探したり・・・
そのプログラムのもつメッセージとの重なりを考えながら選曲したり・・・
とがんばった時期もありました。
そのため,選曲に本当に長い時間がかかって,持続的に取り組むことがしんどいと思うこともありました。
また,戦争を扱ったプログラムで,反戦のメッセージをもった歌を取り上げると,授業開始のムードが重たくなってしまったこともありました。
U2 - Pride (In The Name Of Love) - YouTube
曲自体はすばらしいのですが,中学生にフィットするのかどうか,は考える余地があるのかもしれません。
学期末のアンケート,それから,卒業生が残していく手紙など・・・いろいろな場面で,洋楽が彼らにとってとても大切なものだということが伝わってくると,洋楽を扱う時間が次第に長くなっていったようにも思います。
最近では,洋楽の位置づけが変わってきました。
英語学習の漢方薬
ではないか,と今は思っています。
多聴の一環
にもなっていると思います。
また,早いテンポの中で歌いこなしていくためには,英語本来のもつ音声の特徴を理解し,実際に発音できることも必要になってきます。
毎時間少しずつ洋楽に触れ,歌っているうちに,徐々に耳や口を育てていくことにつながっていく・・・ということなのです。
実習生が洋楽を扱っている様子を見ながら,改めて,自分の洋楽の扱いを考え直してみました。
以前,太田先生が,自分に問うたこと・・・
洋楽を長く扱う意図は何ですか?
他に行うべき活動,本時のねらいを達成するために必要であろう活動を削って(短くしてまで),洋楽を長く扱う理由は何なのか・・・
今考えてみると,太田先生がそう問いかけてくださった意図が分かります。
5年前の自分はそれが分かりませんでした。
生徒の大好きなことに時間を割きたい・・・
それだけの理由でした。
今改めて考える・・・
洋楽を授業で扱う時間は・・・