教科内での学び合い 3年生のディベート実践
校内授業研究会で、同僚の英語の先生が3年生でのディベート実践を行いました。
英語科の4名は、校内でも1番と言えるくらいのチームワークがあると思っていますが(昨年度末で異動した先生を含め8年間ずっと一緒の顔ぶれだったのですが、入れ替わりで入ってきた先生とも同じような学びあ合う関係を作っています)、授業をともに練り合う中で、子どもたちの素晴らしい頑張りを引き出す結果になりました。
何はともあれ、同僚のSさん、本当によかったね。
今頃ホッとして熟睡できているかな。
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1年前、自分が挑戦したディベート実践の様子です。
秋田のO先生の実践を取り入れさせていただいて、初めて挑戦した取り組みでした。
教室を大きな2つのグループに分け、論題に対して肯定側と否定側とし、意見を戦わせます。
先生がファシリテータとなって発言をさばいていきます。
ジャッジは置かず(簡易的なディベート)、初心者に合ったような流れで、発言の「数」で勝敗を決する仕組みとしていました。
それでも議論は白熱し、多くの意見が飛び出し、驚かされたのですが、今年は、当初から「相手への意識」を高めさせ、より「説得力」のある意見が出せること、を目指すように呼びかけながら進めていたので、昨年のものを一段階超えるものとなりました。
見事だったのは相手の発言の矛盾をついた意見です。
A-san said, **********. And B-san said, ************. However, both ideas don't match. They don't make any sense.
のようなものです。
また、当たり前のように、
C-san said, **************. I understand the point, but *************.
のような主張が出てきます。
相手意識がある、というのは、語彙や表現の選択にも現れていました。
難解な語彙をできる限り避け、相手に伝わる表現を選んでいるのがわかりました。
今回は、時間配分にも考慮し、昨年度は十分でなかった振り返りの時間を十分確保し、何が言えて、何が言えなかったのか、また、友人の発言から何を感じ、何を学んだか、特に、説得力があってインパクトがあった発言はどんなものだったのか、ということもシェアできたことがよかったと思います。
一口に「説得力」と言っても、単に理路整然としている、ということだけでないことも観察の中から見出されました。
情に訴える、表現の上でのインパクトがある、ということも、子どもたちにとっては大きな要素だったようです。
伝え方がうまい生徒の発言の際には、多くの生徒の顔が上がっていたからです。
この発見は本当に興味深いものになりました。
3年生、すごいなあ・・・
自分もこんな子たちを昨年教えていたんだなあ・・・
すっかり1年生モード(10年ぶりなのに、もう馴染んだ!)になっている私でした!